Newsポストセブン
【ブチギレ音声/「頭がおかしいんじゃねぇか!」】名門・横浜高校野球部の村田浩明監督 試合後、球児に怒号で現場騒然 ハラスメント行為かの問いに学校の見解は
横浜高校の村田浩明監督は、秋季神奈川県大会、向上高戦のあとロッカールームで、数分にわたって選手に対し、罵声、怒声を浴びせかけたという。
これを、ライターの柳川悠二がICレコーダーで録音して、Newsポストセブンのネット上で公開している。
この手法、私にはできない。神奈川県の高校に取材する場合、神奈川県高野連に事前申請して承諾を貰う必要があるし、取材内容も事前に申請する。全部ファクシミリなのは大変だが。
この取材がその手続きを取っているかどうかは知らないが、柳川は試合後、怒鳴り散らす声をそのまま記事にした。本来のジャーナリズムとはそうあるべきだが、このスタイルで継続的に取材をするのは、なかなか難しい。敬意を抱くが、これをやられると取材される側のガードが以後、厳重になってしまう。

村田浩明という野球指導者は、今夏の神奈川県大会で慶應と対戦し、9回に二塁送球をめぐる審判のジャッジが横浜に不利なものになると、試合後、審判に2時間も抗議をして無理やり謝罪をさせたと言われている。
「勝利至上主義」「甲子園至上主義」の権化のような指導者だ。
実は、横浜をはじめとする「名門」「甲子園常連校」クラスでは、ここまで露骨なスパルタは少なくなっている。少なくともメディアに対応するときは「甲子園ではなく、選手の将来に向けた成長を」とか「控えの選手の成長も大事」とかいうのだ。村田監督はそうしたカムフラージュもしないようだ。
実は今、露骨な「勝利至上主義」「甲子園至上主義」を掲げているのは、新興私学だ。東海大菅生、佐賀の東明館など、恐らくは「あと何年で何回甲子園出場」を経営陣に約束させられたような指導者が、暴力、パワハラを働く。なりふり構わずになってしまうのだ。名門、横浜高校は、ちょっと珍しいケースだと言える。

この記事がネットに上がると、Yahoo!のコメント欄などでは、理解を示す声もたくさん上がった。今のヤフトピはAI編集で、旗色鮮明な意見が上に上がるからこうなるのだろうが、相も変わらず「根性」だの「精神力」だのを振り回す野球ファンの多さには愕然とする。恐らく現場を知らない、こうした人間が「野球は怖い」というイメージを拡げて「野球離れ」を促進しているのだ。
高校野球が本当に「教育」であるならば「なぜ失敗したんだ」と厳しく叱責することは「最低最悪」の指導法だと言える。
選手を委縮させ、自主性を殺し、忖度を生む。ビッグモーターみたいなブラック企業では有用な人材になるかもしれないが、将来は限りなく暗いだろう。
そういうのを「精神力を鍛える」という言葉で讃える日本人が、いまだにたくさんいることにも暗澹とする。
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1972年外木場義郎、全登板成績【3度目の無安打試合達成】
これを、ライターの柳川悠二がICレコーダーで録音して、Newsポストセブンのネット上で公開している。
この手法、私にはできない。神奈川県の高校に取材する場合、神奈川県高野連に事前申請して承諾を貰う必要があるし、取材内容も事前に申請する。全部ファクシミリなのは大変だが。
この取材がその手続きを取っているかどうかは知らないが、柳川は試合後、怒鳴り散らす声をそのまま記事にした。本来のジャーナリズムとはそうあるべきだが、このスタイルで継続的に取材をするのは、なかなか難しい。敬意を抱くが、これをやられると取材される側のガードが以後、厳重になってしまう。

村田浩明という野球指導者は、今夏の神奈川県大会で慶應と対戦し、9回に二塁送球をめぐる審判のジャッジが横浜に不利なものになると、試合後、審判に2時間も抗議をして無理やり謝罪をさせたと言われている。
「勝利至上主義」「甲子園至上主義」の権化のような指導者だ。
実は、横浜をはじめとする「名門」「甲子園常連校」クラスでは、ここまで露骨なスパルタは少なくなっている。少なくともメディアに対応するときは「甲子園ではなく、選手の将来に向けた成長を」とか「控えの選手の成長も大事」とかいうのだ。村田監督はそうしたカムフラージュもしないようだ。
実は今、露骨な「勝利至上主義」「甲子園至上主義」を掲げているのは、新興私学だ。東海大菅生、佐賀の東明館など、恐らくは「あと何年で何回甲子園出場」を経営陣に約束させられたような指導者が、暴力、パワハラを働く。なりふり構わずになってしまうのだ。名門、横浜高校は、ちょっと珍しいケースだと言える。

この記事がネットに上がると、Yahoo!のコメント欄などでは、理解を示す声もたくさん上がった。今のヤフトピはAI編集で、旗色鮮明な意見が上に上がるからこうなるのだろうが、相も変わらず「根性」だの「精神力」だのを振り回す野球ファンの多さには愕然とする。恐らく現場を知らない、こうした人間が「野球は怖い」というイメージを拡げて「野球離れ」を促進しているのだ。
高校野球が本当に「教育」であるならば「なぜ失敗したんだ」と厳しく叱責することは「最低最悪」の指導法だと言える。
選手を委縮させ、自主性を殺し、忖度を生む。ビッグモーターみたいなブラック企業では有用な人材になるかもしれないが、将来は限りなく暗いだろう。
そういうのを「精神力を鍛える」という言葉で讃える日本人が、いまだにたくさんいることにも暗澹とする。
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1972年外木場義郎、全登板成績【3度目の無安打試合達成】
広尾さんは、今年5月31日に「あまりにも罪深すぎて…」(http://baseballstats2011.jp/archives/60528984.html)で、日本ダービーで2番人気となって優勝候補の一角だったスキルヴィングがレース直後に急性心不全で死亡したことを取り上げていましたが、このスキルヴィングを管理していた調教師の木村哲也は、パワハラで2021年に弟子の大塚海渡騎手に訴えられています。
詳しくは→(https://friday.kodansha.co.jp/article/157358)
このような人物がJRAで有力調教師として存在し続けて、G1レベルの優れた素質馬が集まること自体が異常だと思っており、絶対にダービーを勝たせたくないと思っていました。
ただ、パワハラで訴えられたことがニュースで出た時に「ずっと下手な大塚が悪い」とか、「大塚は、そもそも競馬学校を卒業できるレベルだったのか」とか、「今どきの若い騎手はこんな事でパワハラと言って師匠の調教師を訴えるのか」とか、被害者のはずの大塚騎手が悪いとでも言いたいような意見が多かったことに、それこそ暗澹としたものでした。
ちなみに、スキルヴィングの件で
「スキルヴィングで悲しんでる奴への怒りがあるよ」
「なんでお前ら金掛ける対象にして人間のエゴで娯楽の博打の駒にして死んだら悲しんでんの?」
という投稿をしていた、瀧川寿希也という元騎手は競馬学校時代に教官から流血するほどの暴行を受けた経験をツイッターで投稿しており、そのことをここのコメント欄で書かせてもらいました。
baseballstats
が
しました