関西では一斉に2025年の万博の入場券が発売された。CMも流れているし、公式サイトには、種類別の価格も紹介されている。
大人で言えば、一番安いのは2025年4月1日の開幕から26日までの開幕券で4000円、7月18日までの前期券が5000円、2023年11月30日から2024年10月6日まで売っている会期中使える超早割1日券が6000円)、2024年10月7日から2025年4月12日まで売っている会期中使える超早割1日券が6700円、開幕するとこの券が7500円になる。

この価格設定からわかるのは「とにかく早めに来てほしい」とうことだ。前の万博もそうだったが、お客は会期の後半から増えていくのだ。
それがわかっているから、出来るだけ早くから来てほしいので、開幕から早い期間の入場券が安いのだ。必死に売ろうとしているのが分かるが、とにかく「何が見られるのか?」「どんな見ものがあるのか」がほとんどわからないのだ。

開幕500日を割り込んで、公式サイトは「理念」「コンセプト」がだらだらと紹介されているだけ。国内パビリオンはそろそろ構想ができているが、外国はまだどんなパビリオンが建つかもわからない。

で「雨や日光を防ぐことができる」世界最大級の木造建築物、大屋根(リング)は、かなり具体化している。
私はこのリングだけは、ちょっと見てみたい気がする。日本の伝統的な工法で造り、半分は海面に突き出している巨大な円環は、確かに見ものだろうと思う。前の万博の「太陽の塔」に相当するのは、これだとは思うのだが、350億円と言う巨費と、かなり地味な建物であることから全く人気がない。しかも回帰が終われば取り壊すのだそうな。

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今の日本のやり方からして、ここで「中止する」選択肢はないのだろう。サンクコストの呪縛である。
轟々たる非難の中で開幕する。主催者は抽象的な「成果」は喧伝するが、チケットは何枚売れたか、収益はどうだったのかは、公表しないままで突っ走るのではないか?

終幕の時点で強力な政権が成立していれば「よかった、よかった」で終わるだろうが、今の岸田政権みたいな軟弱な政権であれば「犯人捜し」が始まって、2021年の東京五輪同様、汚職疑獄になるのではないか。

私はその一連のストーリーに注目したい。で「怖いもの見たさ」もあって、1回だけは万博に行くだろうと思う。



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