ふざけた本が今年2月に出ていた。

理事会の多数決によって、日大アメフト部の「廃部」が正式に決定した。これ、当たり前の話だと思う。
日大アメフト部の薬物汚染は、まだ全容がはっきりしていないわけだ。
最初の逮捕者の北畠成文は、
「アメフト部の寮の屋上や部屋で、友人らと薬物を使用していた」として「(大麻を吸っていたのは)10人程度だったと思う」としている。しかしまだ逮捕者は4人に過ぎない。

例えば日大側が積極的に内部調査をして、それ以外の人間、薬物を所持、服用した人間だけでなく、それを看過した人間、管理者を片っ端から上げていくことができれば「事件は一段落した」と言うことになるが、その部分をうやむやにしたままで「廃部反対」は通らない。

要は、日本大学は「改革派一色」とはとても言えず、利権の温床に片足突っ込んでいるような連中がいまだに多数関与していて、彼らが、一定の発言力を有していることが、一番問題なのだろう。

端的に言えば、日本大学に自浄能力がないのだ。

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理事長林真理子は、間違いなく「白」ではあるが、頭の中も「真っ白」であって、改革をする能力などないわけだ。

今の日大は、端的に言えば「まだ発熱してせき込んでいる状態」なのにもかかわらず「もう元気です、人に感染させたりしません」と言って世の中に出ようとしているようなものだ。

「連帯責任がどうの」と言う次元ではない。廃部は当然のことだ。選手もそうだがそれ以上に指導者、さらには悪の温床になりやすいOB会を全部一掃して、そこからスタートするのならみとめられるのではないか。

「廃部」そして「0からの創部」をするのなら、というところではないか。指導者に日大出身者を一切入れない。選手も新規だけにする。寮も廃止してすべて通いにする。
もちろんチーム名も「フェニックス」はやめるべきだろう。
不死鳥の頭をつぶすように、禍根をたってこそ、スタートできるのではないか。


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