防御率はかなり改善された。しかし阪神の急成長に煽られた形だ。
チーム投手成績の推移

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ERAは0.30ポイント向上。昨年対比で投手陣は向上したが、それでも下にはヤクルトしかいない状況だ。

個人投手成績の推移

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エース戸郷は、今季もチームを引っ張った。投球過多は心配ではある。しかし永年エースとして君臨した菅野が前半戦出られず。復帰後もパッとしなかった。

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山﨑伊織がローテを維持、新外国人のグリフィン、メンデスもそこそこの働き。さらに大阪桐蔭出の横川も84イニングを投げた。

先発陣は形がついているのだが、このうち何人が2年連続で役に立つかだ。先発陣が固まらないのも悩みの種だ。

それ以上の問題が救援陣だ。昨年大活躍した大勢がたちまち下落。今季は復活した中川がクローザーを引き継いだが、このチームは「先発でダメな投手を中継ぎで使う」ようなやり方をずっと続けてきて、専門の救援投手が育っていない。先発優位主義は昭和の遺物だと思うが、これが続く限り、来季も浮上は難しいのではないか。

他球団の投手が巨人に行きたがらないのもうなずける話だ。


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