今年、一番活躍した外国人打者は?と言って即答できる人はあまりいないのではないか?



打撃タイトルを取るとか、絶対的な中軸で活躍するとか、そういう外国人選手は本当に少なくなった。

2022年と2023年の両リーグ外国人打者のRC20傑 FA権取得した選手も含む

2022年

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中日ダヤン・ビシエドがRCでは1位、打率は.294、14本塁打、63打点。ピッチャーズパークと言われるバンテリンドームであるのを差し引いても、これは「好成績」とは言えない。事実地元メディアも「パワーが落ちた」と言っていた。それでも外国人では1位だった。

2位の広島マクブルームとヤクルトオスナが同じような成績、打点は1位。

そして巨人のウォーカーがOPSでは1位だった。実にしょぼい成績ではあったのだが。

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2023年

GaP2023




今年もちょぼちょぼだった。ヤクルトのサンタナが3割をマーク。RCも76.68ではあった。

そして巨人から移籍したポランコが、26本塁打でタイトルを獲得。とはいっても打点はたかだか75で、RCは64.72とさっぱりだった。

そして、オスナ、マキノンまでが規定打席以上。

マキノンはKBOに移籍したが「パ・リーグ屈指の外国人打者」ではあったのだ。西武は新外国人アギラーを獲得した。MLBで実績はあるにしても、彼がどれだけやるかは未知数ではある。

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しょっぱい成績ではあっても「レギュラー」だというだけで値打ちがある時代ではある。

NPBの投手が進化したと言うこともあるが、それ以上に「NPBとMLBの方向性が少しずれてきて、MLBはNPBの真上ではなく、斜め上」になったことが大きいのではないか。

しかし打ち出したら止まらない外国人選手を見るのもNPBの愉しみではあった。もうちょっと何とかならないかと思う。


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