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ともに熱烈な応援スタイルのファンを持つJリーグとNPBだが、今後、大事なのは「観戦スタイルの自由化」ではないかと思う。
Jリーグのサポーター、NPBの応援団は、クラブ、球団の「公認」であり、ともにマナーを守って応援することが前提になっている。また、応援スタイルは、クラブ、球団ともに独特のスタイル、ストーリーがある。
これまでJリーグ、NPBを「観戦する」と言うことは「応援に参加する」ことだった。チームを応援するコミュニティに参加して、仲間になり、試合時間中一緒に応援をする。

しかしこうした応援スタイルに「ついていけない」「もっと静かに観戦したい」また「試合をもっと自由に楽しみたい」と言うファンが増えてきた。
また初心者の中にも「あんなに応援したくない」という人も多くなった。

ガンガン応援をしまくるコアなファンではなく「試合を楽しみたい」というファンのために「何ができるか」が今後のマーケティングのポイントになろう。

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サッカーの場合は、静かに観戦したい時はゴール裏以外の指定席で見るのが一般的だ。試合全体を見渡すことができる。私は最近、サッカーの試合は見ていないが、昔観戦していた時は、コートの中央当たりの指定席でも大声で応援をしていたが、今はどうなのだろうか?
ただ、サッカーの試合は45分×2であり、インプレー中はずっとボールが動いている。目を離すと展開がすぐに変わってしまうので、応援しないにしても試合に集中することになる。

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野球の場合は、一般的に外野の一角に設けられた応援席以外の席では、立ちあがっての応援はできないが、応援団に合わせて手拍子したり、声をあげたりしている。応援団のリードで応援するのが一般的ではあるが、最近は「あまり試合を見ない」という観戦スタイルがじわじわと増えている。試合の合間に食事をしたり、スタジアム内を散策したりする。野球の場合、セットプレーから始まって長くても数分で途切れるから、目を離しても大きな問題がないのだ。

野球におけるボールパーク構想とは「野球場で半日あそんでもらう」ことであり、一生懸命野球に集中する人は、メインのターゲットではなくなりつつある。
最近のNPB球場では外国人観光客が増えているが、彼らはほとんど野球を観ずに、応援団のパフォーマンスを楽しみ、スタジアムグルメを楽しんでいる。とりわけ好評なのが、ビールの売り子だ。
球場もサッカー場とは異なり、左右非対称でいろんな席や店舗が立ち並んでいて、かなり複雑だ。多様性のあるお客を受け入れることができる。

サッカーの場合、どうなのだろうか?「サッカーだけじゃない」ファンを集めることができのだろうか?また試合時間も2時間程度で、3時間の野球に比べれば短い。

今後のマーケティングを考えるときに、これ、意外に大きいのではないかと思うが。


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