
これも球場の大きさの「バックストップ」と同様の、翻訳ミスだった。このために日本野球では投球フォームに無用の制約があった。
全軟連の通達
■2020 年度公認野球規則改正で、投球動作の解釈が改訂され、自由な足を上下させて投球
するいわゆる二段モーションやグラブを叩いたりする動作に関しては、投球動作の一部と
しての解釈となり、塁上に走者がいても“ボーク”を科さないことになりました。
【該当規則】
〇5.07(a)(1)①及び(2)②・・・規則書P42、P44
「打者への投球動作を起こしたならば、中断したり、変更したりしないで、その投球を完
了しなければならない。」
〇5.07(a)(2)【注 2】・・・規則書 P45
「(1)(2)項でいう〝中断〟とは、投手が投球動作を起こしてから途中でやめてしまったり、
投球動作中に一時停止することであり、‶変更〟とは、ワインドアップポジションから
セットポジション(または、その逆)に移行したり、投球動作から塁への送球(けん制)
動作に変更することである。」
2006年以降、日本の投手は「二段モーション」ができなかった。
この部分の解釈の誤りは、早くから指摘されていたが、プロは2018年、全軟連は2020年にこの部分がようやく改正された。
これによって、戸田懐生みたいに、途中で足を一瞬ぶらぶらさせる投法がOKになった。

しかし日本高野連は、以後もこの規則を守っていたが、
日本高校野球連盟は高校野球特別規則を見直し、今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除した。9日、尾崎泰輔・審判規則委員長が「(プロや大学など)ほかの野球と合わせる」などと説明した。
プロや他のカテゴリーで二段モーションが認められる中、高校野球だけはこのルールを守っていた。
指導者の中には
「よそがどうであれ、高校野球は、正しいルールで投げよう」みたいなことを言っていたが、アメリカでは一度も「二段モーション」が規制されたことはないのだ。アメリカで規制しているのは「ストップモーション」だけだ。ただただ「解釈ミス」をそのままにしていただけなのだが、それが「日本野球の伝統」のようになってしまった。
改定する理由として
公式戦の数が少ない高校野球では、変則的な投球フォームは、少ない対戦機会で相手を惑わすとみなす面があった。ただ、スマートフォンなどの普及でプロ選手のフォームをまねする投手が増えたことや、変則フォームによる打撃パフォーマンスへの影響はないという研究結果も参考となり、今回の規則変更にいたった。
と言っている。ただの解釈ミスなのに「合理的な理由がある」かのように言って、ここまで要らざる規制をしてきたのだ。
知的怠惰と権威主義に凝り固まっているとしか思えない。高野連、高校野球が世間から嫌われるのはこう言う部分だ。
「自分たちが世界一正しい」という傲慢な態度では、高校野球の将来はない。
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しての解釈となり、塁上に走者がいても“ボーク”を科さないことになりました。
【該当規則】
〇5.07(a)(1)①及び(2)②・・・規則書P42、P44
「打者への投球動作を起こしたならば、中断したり、変更したりしないで、その投球を完
了しなければならない。」
〇5.07(a)(2)【注 2】・・・規則書 P45
「(1)(2)項でいう〝中断〟とは、投手が投球動作を起こしてから途中でやめてしまったり、
投球動作中に一時停止することであり、‶変更〟とは、ワインドアップポジションから
セットポジション(または、その逆)に移行したり、投球動作から塁への送球(けん制)
動作に変更することである。」
2006年以降、日本の投手は「二段モーション」ができなかった。
この部分の解釈の誤りは、早くから指摘されていたが、プロは2018年、全軟連は2020年にこの部分がようやく改正された。
これによって、戸田懐生みたいに、途中で足を一瞬ぶらぶらさせる投法がOKになった。

しかし日本高野連は、以後もこの規則を守っていたが、
日本高校野球連盟は高校野球特別規則を見直し、今年から投球動作の途中で上げた足を上下するなどの「2段モーション」に関する規則を削除した。9日、尾崎泰輔・審判規則委員長が「(プロや大学など)ほかの野球と合わせる」などと説明した。
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改定する理由として
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と言っている。ただの解釈ミスなのに「合理的な理由がある」かのように言って、ここまで要らざる規制をしてきたのだ。
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