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この間、くふうハヤテベンチャーズの春季キャンプに行ってきた。
ソフトバンクを戦力外になった福田秀平や藤岡好明なども動いていた。選手数はまだ37人、投手はさらに追加募集するようだが、40人以下の陣容でNPBのファームチームと戦うことになる。

今年のウェスタン・リーグはくふうハヤテを加えて6チームとなり、最大27試合総当たりの135試合に、イースタンとの交流戦を加え140試合以上を消化する。

昨年が120試合前後だったから、既存のチームも20試合ほど増えることになる。しかしくふうハヤテは、いきなり140試合の長丁場を戦うことになる。

さらにオイシックス新潟アルビレックスはイースタン・リーグに参加するが、こちらは8チームであり、各カード最大23回戦(1球団最大139試合)+交流戦。

両リーグともにこれまで同様、雨で流れた場合は再試合はしない。かなり流動的なペナントレースになる。

新潟アルビレックスは昨年、BCリーグで63試合を戦っていたが、一挙に倍以上の試合数を戦うことになる。選手数は45人だ。

両チームともに主催試合を70試合前後行う。それだけの試合、球場を借りなければならない。独立リーグと違い、ファームとはいえNPBの公式戦を行うのだから、それなりの規模と観客動員が可能な球場と言うことになる。場内整備スタッフなども必要になるし、独立リーグと比べれば、選手年俸を除いても3倍以上の経費が必要になるだろう。

NPB側は、特に移動が長距離になるくふうハヤテの状況を勘案して、静岡での試合を増やす様だ。

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しかし一軍の試合がないファームだけの球団の場合、入場料収入は極めて厳しい。仮に1試合1000人を集めても70試合で7万人。入場料収入は1億円前後だろう。いかにスポンサーがついたとしても、収益を出すのは厳しいところだ。

くふうハヤテの春季キャンプは、NPBの春季キャンプに比べればかなり見劣りがした。ブルペンは球場内の2レーンだけ。しかもラプソードやトラックマン、カメラなどの機器は全くなかった。

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ファームとはいえ、この状況でNPBと戦うのは並大抵ではない。
両チームは数千万円の加盟金をNPB側に預けている。これは5年経たないと返却されない。要するに今の体制を最低でも5年は維持しなければならないのだ。

本当にこんなことが可能なのか?選手たちと言うより、経営者の手腕の方が、はるかに注目に値すると思う。

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