ウクライナは、ロシアと対峙している東部戦線の激戦地、要衝アブデーフカから撤退した。東部南部の2正面での防衛線を縮小せざるを得なくなったということだ。
ウクライナはザルジニー総司令官を解任し、シルスキー大将を後任につけたが、ザルジニーが東部戦線の撤退を拒否していた可能性もあるだろう。シルスキーは実務家であり、現実的な観点で撤退をしたのかもしれない。
その背景には、弾薬不足がある。NATOは引き続き支援をしているが、最大の支援国であるアメリカのウクライナ支援の予算が共和党の反対によって滞ったために弾薬が不足した。
ロシアも恐ろしく戦費を使っているが、こちらは国内の批判勢力を抑え込める。プーチンはついにナワリヌイを抹殺したが、国内に大きな動揺はない。弾薬不足はこちらも同様で、北朝鮮に一度与えた弾薬を買い戻している。また北朝鮮が作った弾薬を買っている。
ロシアが強いのは、平気で人命を危険にさらすことができるからだ。徴兵で連れてこられた新兵を弾幕の前に立たせて突っ込ませたりしている。
このままウクライナが苦境に陥り、ロシアが優位のままで「停戦」「和平交渉」となれば、ロシア側は東部、南部の併合を要求するとともに、ゼレンスキー政権の退陣を要求するだろう。
NATOは、ゼレンスキーの後押しをするだろうが、ウクライナ国内の親ロシア派も勢いづくから、親ロシアとまではいかなくても、ロシアの侵襲を容認する政権ができてしまう可能性もある。
NATOの足並みも乱れ、トルコやハンガリーなどがロシアよりの論調になるかもしれない。NATOの結束が乱れる。
ロシアは中国の支援もあって経済的にも一息つくはずだ。そしてバルト三国やジョージアなど旧ソ連の国への圧力を高めるはずだ。
このタイミングでアメリカにトランプ政権ができれば、NATOはさらに劣勢になる。
2~3年先にはロシアが再び軍事行動に出る可能性がある。この時に中国がロシアの支援をすれば、アメリカの支援がないNATOは劣勢に立つ。ドイツなどにも右派政権ができる可能性はあるだろう。
トランプは中国に関税で圧力をかけるとしているが、国内での地位が安泰になれば、ロシアと連携する中国と親和的な方向に政策転換する可能性が高いと思われる。
10年のスパンで見れば、プーチンもトランプもいなくなるだろうし、習近平も安泰ではないだろうが、ナチスのような極右勢力の世界的な台頭によって「欧州大戦」と「極東アジア大戦」が、勃発し、人々が悪夢だと思っている世界大戦になるのではないだろうか?
タモリは今を「戦前」だといったが、ちょうど90年前、1934~5年ころに差し掛かっているのではないか?
ロシアがウクライナに勝つと「悪夢」が始まるといってよい。
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記事は「米国の方針がどうなろうが、EUはこれまでの支援を変えなければならない」としていましたが、外交が国内での支持を必ずしも得られないのは、何処の国も同じで……ロシアが何ふり構わないミサイル空爆でくるなら、早々にF16戦闘機の投入をすべきだったと思う次第です。
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