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水原一平に関しては、恐ろしい量の情報が飛び交っている。水原はどう転がってもアウトだろうが、それら一つ一つの情報が「大谷翔平の将来」に関わって来る。
水原一平に関して今出ている情報は、バイアスがかかっている可能性が高い。
「大谷翔平とは全く無関係」であることを強調するために、水原本人や大谷の広報担当者、弁護士、一部のメディアなども含め、意識的な情報を流しているかもしれない。

その中ではあるが注目すべきは、水原が2022年時点ですでに100万ドルの借金を抱えており、別の友人からも借金をしていたと言うESPNのニュースだ。
しかし水原はそのことを自分の妻にも漏らさなかった。そして、大谷翔平には「理由を言うことなく」借金返済の肩代わりを求めたと言う。

これが事実であれば、ドジャース球団が大谷の妻を初めて写真で公開した際に、一緒に写っていた水原の妻は「何も知らなかった」ということになる。確かに普通の神経の持ち主であれば、水原の妻は夫が破滅寸前であると知って、そんな晴れやかな場所に顔を晒すことはできなかっただろう。

そこに信ぴょう性も感じるのだが。

それ以上に、今、大きな懸念となっているのは、カリフォルニア州や国税当局の捜査が「まだ端緒ではないか」ということだ。古内義明は今回の捜査が水原一人にとどまるのではなく、MLBやスポーツ界、一般人も含む「スポーツ賭博汚染」全体に及ぶのではないかとの懸念を示している。
2003年、カリフォルニアでは「バルコスキャンダル」が勃発している。これは匿名の人物からのドーピング告発に端を発して、陸上競技、MLB、NFLの大物選手の関与が明らかにされ、大々的なスキャンダルになった。今回も当局は、ブックメーカーの顧客リストから水原や大谷だけではなく、さらなるスポーツ選手などの摘発に発展させるのではないか、との観測だ。

Ohtani-Mizuhara




その過程で「野球賭博」の事実が上がってくる可能性はかなりあるだろう。もしそうなって、水原の関与が明らかになれば、そしてそれが間接的であっても「大谷の関与」につながるとすれば、ピート・ローズの前例からして、大谷には厳しい処分が科せられる可能性がある。

その恐れがあるから、球団、大谷周辺は必死で「水原の行為とは無関係」であることを言い立てているのではないか。

アメリカには「忖度」「配慮」と言う言葉はない。明るみになった事実は、斟酌なく公表されるだろう。
大谷本人が賭博に関与していなくても、事件に連座する可能性は小さくないのではないか。



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