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21世紀以降に来た外国人投手では、最高の選手ではないかと思う。
スパークス高校から1999年のドラフト11巡目(全体326位)でフロリダ・マーリンズに。この年のいの一番はジョシュ・ハミルトン、2位はジョシュ・ベケット。

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マイナー時代は先発だったがパッとせず、2004年に救援に転向してから目が出て、翌2005年メジャーデビュー。6月20日のブレーブス戦、8回に敗戦処理で登板し、3人で退ける。

2007年5月にトレードでジャイアンツへ、翌年7月にリリースされマリナーズに。イチローやウラディミール・バレンティン、エイドリアン・ベルトレなどとチームメイトになる。
翌年もマリナーズで投げるが、大事なところではほとんど投げず、中継ぎ投手で終わりオフにFAに。

阪神にやってくる。チームメイトだった城島健司の紹介だという。
2010年の阪神は空前の外国人当たり年で、マット・マートン、ランディ・メッセンジャー、ケーシー・フォッサムという新外国人に、ソフトバンクからマイナーリーグを経てジェイソン・スタンリッジ、さらに前年からいるクレイグ・ブラゼルというものすごい陣容。

外国勢ではスタンリッジ、フォッサムが先発、メッセンジャーは救援という方針だったが、フォッサムが乱調。メッセンジャーは救援で打ち込まれて4月17日に二軍落ちしていたが8月に復帰後は先発となり、安定感のある投球でローテを維持した。ちなみにこの年の捕手はすべて城島だった。

以後、メッセンジャーは10年の長きにわたってローテーションを維持する。シーズン3000球を優に超す球数を投げたが、故障はほとんどなく、毎年200イニング近くを投げた。

2012年に藤浪晋太郎が入団すると2人でローテの柱になる。私は藤浪がおかしくなったのは、メッセンジャーと組んだことが一因ではないかと思う。スタミナ抜群のメッセンジャーと同レベルの力投を強いられたことで、異変をきたしたのではないか。

宜野座村の春季キャンプでは凄まじい迫力の投げ込みが見られたものだ。

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2m近い巨体で、迫力満点。投げ終わるとサインにも気さくに応じ、ファンサービスも素晴らしかった。

試合でのメッセンジャー

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投げおろし、全身を使った力投タイプだった。

2018年にはFA権を取得し外国人枠から外れる。2019年は不振だったが、自ら引退を申し出た。

あと2勝でバッキー、スタンカに並ぶ100勝だったが、あっさりやめたのも印象的だった。


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