私は、自分の感覚としてはいまだに「頼りないあんちゃん」みたいな認識で、スーツを着た企業の管理職などと話をするときなどは、心の中で「あ、大人のおっちゃんや」みたいに思ってビビったりする。しかし実際は、私の方が遥かに年上だ。何せ、今年の誕生日が来れば年金が受け取れるのだから。
この間、野球の体験会に行ったが、30代、40代の人に混じってキャッチボールをして、フライを捕り、バットを振ったが、自分の衰えと卑小さに恐れおののく思いだった。
石黒謙吾さんは、私の1学年下だが、たまにお目にかかると野球のユニフォーム姿だったりする。今でも現役の草野球選手なのだ。こういう人には本当にかなわないと思う。
歳を取ると言うことは「未来の話ができない」ことでもある。例えば40歳のライターは、15年後には55歳になっている。その時にはひとかどの存在になりたいと思うだろう。そのための野心を燃やすはずだ。
しかし私は15年経てば80歳である。ひとかどの存在と言うよりは、町のかどっこに寄っかかって立ちすくんでいるのが精いっぱいではないかと思う。
ましてや30年先のことなど、話したってしゃーない。私の祖父は97歳まで生きて、90歳までスーパーカブに乗っていたが、そういうのはあまり参考にならない。
ジョー・バイデン大統領に関しても結局「未来の話ができない」ということになろう。例えば、81歳の今「え?これが80過ぎの爺さん?」と思うくらい元気で、気味が悪いほど生気に満ちているのなら、あと4年やらしても、と思わないではないが、バイデンは明らかに「フェードアウト」に向けて、ゆっくりと命のグラデーションを薄めつつある。ぼけ足(専門用語ですが)を伸ばしつつある。
そりゃ3歳下のドナルド・トランプの方がはるかに元気そうで、これから何人でも子供を作りそうな勢いだが、今、アメリカ人が選択しようとしているのは「全米輝け元気爺さん選手権」の勝者ではなく、世界最強の国の大統領なのだ。
トランプが前回にもまして危ない存在になりつつあり、それを妄信する人が多数いる中で、さらにはウクライナやガザ地区など難儀な事態が進行する中で、アメリカを、世界を「まともな状態」にとどめるためには「トランプを負かすことができるライバル」を押し立てなければならない。
バイデンにしてみれば「俺にどんな落ち度があったと言うんだ」というところだろうが、落ち度がなくても「引き時」が来ていると思わせる証拠が、あちこちに現れてきているのだ。
バイデンは自分の意志でしか出馬をあきらめることはできないが「1期で身を引く」と宣言して、代わりに若い候補が立ってトランプの復活を阻止すれば、バイデンは「救国の英雄」と称えられるはずだ。
普通で考えれば、カマラ・ハリス副大統領ということにはなる。ただ、こういう形で心ならずも一期で退いた大統領の後を襲い副大統領から直った大統領は、リンデン・ジョンソン、ジェラルド・R ・フォードともに、1期で終わり、目立った業績を上げることができなかった。
もともとアメリカ副大統領と言うのは「冴えない役どころ」であって、アメリカには「兄弟がいた。兄は副大統領になり、弟は探検家になったが、やがて、どちらも、どこにいるかわからなくなった」というジョークがあるくらいだ。
カマラ・ハリスもどちらかと言えば「冴えない副大統領」の部類だが、そういう人材の中にも「大化け」する例はある。卑近だが松下電器=パナソニックの「山下飛び」の例などもある。
誰かがバイデンの首に鈴をつけないといけないのではないか。それができるのは元の上司のオバマさん当たりかもしれないが。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
https://amzn.to/47hJdhC
年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編
石黒謙吾さんは、私の1学年下だが、たまにお目にかかると野球のユニフォーム姿だったりする。今でも現役の草野球選手なのだ。こういう人には本当にかなわないと思う。
歳を取ると言うことは「未来の話ができない」ことでもある。例えば40歳のライターは、15年後には55歳になっている。その時にはひとかどの存在になりたいと思うだろう。そのための野心を燃やすはずだ。
しかし私は15年経てば80歳である。ひとかどの存在と言うよりは、町のかどっこに寄っかかって立ちすくんでいるのが精いっぱいではないかと思う。
ましてや30年先のことなど、話したってしゃーない。私の祖父は97歳まで生きて、90歳までスーパーカブに乗っていたが、そういうのはあまり参考にならない。
ジョー・バイデン大統領に関しても結局「未来の話ができない」ということになろう。例えば、81歳の今「え?これが80過ぎの爺さん?」と思うくらい元気で、気味が悪いほど生気に満ちているのなら、あと4年やらしても、と思わないではないが、バイデンは明らかに「フェードアウト」に向けて、ゆっくりと命のグラデーションを薄めつつある。ぼけ足(専門用語ですが)を伸ばしつつある。
そりゃ3歳下のドナルド・トランプの方がはるかに元気そうで、これから何人でも子供を作りそうな勢いだが、今、アメリカ人が選択しようとしているのは「全米輝け元気爺さん選手権」の勝者ではなく、世界最強の国の大統領なのだ。
トランプが前回にもまして危ない存在になりつつあり、それを妄信する人が多数いる中で、さらにはウクライナやガザ地区など難儀な事態が進行する中で、アメリカを、世界を「まともな状態」にとどめるためには「トランプを負かすことができるライバル」を押し立てなければならない。
バイデンにしてみれば「俺にどんな落ち度があったと言うんだ」というところだろうが、落ち度がなくても「引き時」が来ていると思わせる証拠が、あちこちに現れてきているのだ。
バイデンは自分の意志でしか出馬をあきらめることはできないが「1期で身を引く」と宣言して、代わりに若い候補が立ってトランプの復活を阻止すれば、バイデンは「救国の英雄」と称えられるはずだ。
普通で考えれば、カマラ・ハリス副大統領ということにはなる。ただ、こういう形で心ならずも一期で退いた大統領の後を襲い副大統領から直った大統領は、リンデン・ジョンソン、ジェラルド・R ・フォードともに、1期で終わり、目立った業績を上げることができなかった。
もともとアメリカ副大統領と言うのは「冴えない役どころ」であって、アメリカには「兄弟がいた。兄は副大統領になり、弟は探検家になったが、やがて、どちらも、どこにいるかわからなくなった」というジョークがあるくらいだ。
カマラ・ハリスもどちらかと言えば「冴えない副大統領」の部類だが、そういう人材の中にも「大化け」する例はある。卑近だが松下電器=パナソニックの「山下飛び」の例などもある。
誰かがバイデンの首に鈴をつけないといけないのではないか。それができるのは元の上司のオバマさん当たりかもしれないが。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
↓
好評発売中!
https://amzn.to/47hJdhC
年度別チーム第1号本塁打は俺だ! 広島編