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NEWSポストセブン
《フジ、日テレの新居報道騒動が新展開》大谷翔平、ロスの「12億円豪邸」を売却の意向「もうあそこには住めない」と怒りの決断か
 球団関係者によれば、大谷はせっかく購入した12億円豪邸についても「もうあそこには住めない」と話し、新居に引っ越さないまま売却する意向を示しているというのだ。

この報道が本当だとしたら、日本テレビ、フジテレビは、日本人にとって最大のアイドルである大谷翔平の「プライベート、人生設計を破壊したメディア」ということになるだろう。

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近年、ロサンゼルスの治安が悪化し、特に大谷の新居のある高級住宅街には集団強盗による事件が多発しているのだという。

日テレ、フジの報道によって、大谷翔平の新居の場所や構造などが、世間に広く知られたことで、犯罪に巻き込まれる可能性が高まったことで、新居売却を決意したという。

この記事にも書いているが、日テレ、フジがこの取材をしたのは、現地の『ロサンゼルス・タイムズ』が大谷翔平の新居について報道したのがきっかけだ。その後追いで、日テレ、フジが記者を派遣し、現地からのレポートや周辺住民へのインタビューをしたという。

ロサンゼルス・タイムズは大谷をずっと追いかけてきた。大谷の新居についてもその延長で報じたのだろうが、新居報道について大谷が怒っても、何のコメントもしていない。
4月には大谷翔平を特別視し、大谷に怒られないように気を遣う日本メディアについて
「大谷選手やMLBの他の日本人選手を取材する日本人記者は、選手の私生活についてほとんど質問しない」「私たちは毎日彼と一緒に仕事をしなければならないし、間違ったことをして出入り禁止にはなりたくないので、彼(大谷選手)の希望に沿った仕事をしたいと思っている」完璧な人=大谷選手を批判しようとしない日本のメディア 米ロサンゼルス・タイムズ紙が指摘
とも報じ、日本メディアの姿勢を批判している。

このメディアは確信犯的に大谷の新居の報道をしたし、それについて誰にも謝罪をしていない。彼らは「メディアの仕事として大谷の新居を報じたまで」というスタンスなのだ。現時点では、大谷がロサンゼルス・タイムズを「出禁」にしたという報道もない。

「大谷新居売却」が本当なら、日本では日テレ、フジテレビへの猛バッシングが起こるかもしれない。両局はさらに謝罪に追われるかもしれない。
しかしこの報道のきっかけとなったロサンゼルス・タイムズには、批判は起こらない。

大谷の新居の報道について、ロサンゼルス・タイムズは「ジャーナリズムの仕事」として報道した。だから何が起こっても謝罪もしない。
日テレとフジテレビは「これを報じたら受ける」「視聴率が上がる」というつまらない商売根性だけで報道した。いわばジャーナリズムの信念や矜持なく報じたために、謝罪に追われている。

憐れみを覚えるような、日本メディアの劣化だ。


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