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THE DIGEST
「たかがタバコで...19歳の夢を潰すつもりか!」猪瀬直樹氏が体操・宮田笙子の喫煙疑惑に私見もネットは賛否「代表はく奪はやり過ぎ」【パリ五輪】
権力にすり寄った猪瀬直樹が残念な存在になったのは、昨日縷々述べたが、彼は宮田笙子を擁護しているのではなく、煙草、喫煙を擁護しているのだ。
今、喫煙者を取り巻く環境は、どんどん厳しくなっている。新幹線でも、飲食店でも、ホテルでも喫煙は締め出されつつある。喫煙者の中には、煙草をやめた人もいるが、やめられない人間は、苛立ちを感じながら喫煙できる場所を探している。

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彼らは理性的に「タバコを擁護」していると思っているが、それは微妙なところだ。「喫煙習慣」が、人間にとって有益、あるいは健全なものだとすれば、非喫煙者からもっと擁護の声が上がってしかるべきだ。
私は「タバコを愉しむ文化」そのものは、悪いものではないと思っている。古典芸能や文学にも煙草にまつわる名作がある。しかし実際の「喫煙習慣」は、臭いと汚らしさが耐えられないので、無くなったほうがいいと思っている。悪習として過去のものにすべきだろう。
元喫煙者も含めて、非喫煙者で「喫煙習慣」を擁護する人は非常に少ない。健康面や社会的コストを考えても、負の要素しかないからだ。
それどころか喫煙者でも「喫煙習慣」を否定する人さえいる。

さまざまな社会問題について、著作をものにしてきた知識人の猪瀬直樹が、こんなコメントをしたのは、喫煙習慣が猪瀬の身体に深くしみ込んでいて、理性的な判断を失わせているからだ。いわば、猪瀬と言う知識人ではなく、ニコチンがそれを言わせているのだ。
ニコチン中毒の悩ましさ、根深さは、知能の高い人でさえもまともな判断力を失わせるところにあるのだろう。この点、アルコール、ギャンブル、他の薬物中毒も同様だ。

少し考えればわかることだが、この問題の核心は「喫煙習慣の是非」にあるわけではない。彼女は20歳未満の喫煙、飲酒を禁じている日本の法律に反している。しかも彼女は日本オリンピック委員会(JOC)の国際総合競技大会派遣規定と日本協会の行動規範に違反している。

議論はこの処分に対する「是非」なのだが、喫煙者の中には宮田ではなく「喫煙習慣」を擁護している人も多い。喫煙者たちは「喫煙が天下の大罪」であるかのように言われるのが嫌なのだ。

私はスポーツは厳格で、情実を排除したものであるべきだと思うので、彼女への処分を支持したい。さらに「喫煙習慣」に痛烈な打撃を与えると言う意味でも今回の処分は、打倒だったと思う。


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