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日刊ゲンダイ
エースの留年が影響か?昨夏王者・慶応まさかの県大会16強敗退…文武両道に特別扱い一切なし
慶應高校の記事をNumber Webや東洋経済オンラインなどで書くと、ヤフトピにつまらない批判コメントがたくさん来る。よっぽど学歴コンプレックスがあるのだな、と思う。社会人になって「学歴がどうの」というのはろくなもんじゃないと思う。私だって慶應OBじゃないけど、慶應の教育の合理性と「先を見通した」先進性は大したものだと思う。

この記事では、今年の慶應の敗退が、エースの小宅が留年したのが影響した、と書いてある。

勉強に追われ、野球どころではなくなった春先に持病だった腰痛を発症。春の県大会は背番号11でモチベーションも上がらなかったでしょう。

だとすれば、勉強を優先するのが当たり前だ。

森林監督は、慶應高の留年について
「追試だとか、下駄を履かすとかいうことは一切ありません。点数が足りなければ、はい留年、となります。留年した子には、大学受験で一浪したと思えばいいじゃないか、と言います」
と語った。

この学校が大したものなのは「甲子園だけが野球じゃない」と本気で言えることだ。この間、Number Webに書いた通り、慶應高は2003年から推薦制度を導入したが、導入にあたっても「勉強」を度外視していない。
通知表の評価が主要9教科45点満点で38点以上としている。上田誠前監督は「オール4に5が2つで入れるから大した成績じゃない」と言ったが、普通でいえばトップクラスだ。
そういう形で「がり勉ではないが地頭がよく、素質もある」選手を選んできたのだ。

推薦制度によって甲子園にもたびたび出るようになって、プロ野球選手も輩出するようになったが、それが目的と言うよりは「頭が良くてそれをプレーにも活かせるような」優秀な素材を多数送り出すことができたのが、慶應高校の最大の功績だろう。

廣瀬隆太

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柳町達

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8月に、新チームになった慶應高校などの取材をする。森林監督にもお目にかかるが、森林先生ももちろん残念だったろうが、本音の部分では「甲子園なんて小さい小さい」ということになると思う。


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