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今年の五輪は、オンタイムでは今朝の北口の金メダルだけ見た。夜明け前に目が覚めたらやっていたのだ。
それ以外はほとんど見なかった。このブログはオリンピックでいえばロンドン五輪の頃から書いているが、五輪とサッカーのワールドカップ期間中は、アクセスが下がるのだ。いいことなどない。

とにかく、日本の中継がものすごくうるさくなった。2021年東京五輪の時は、まだコロナの真っ最中だったから、やや遠慮している部分もあったのだろうが、今は本当に酷い。

そしてとにかく、ニュースというニュース、バラエティと言うバラエティが、オリンピックのメダルことばかり言っている。そりゃ、日本人が金メダルを取れば結構だとは思うが、親戚でも何でもない人がメダルとったからと言って大騒ぎする気持ちになれない。

松岡修造はバスケの試合中に主将に話を聞いたことで顰蹙を買った。それはテレビ局も、チーム側も承知のことで「ビジネスモデル」として成立していたはずだが、彼は途中からフェードアウトしてしまった。おそらくは松岡個人に「誹謗中傷」が集中したのではないか。

今回の五輪ほど「誹謗中傷」がひどかった大会もないだろう。「誹謗中傷」については、メディアや有識者だけでなく、SNSなどでも許せないと言う声が上がり続けているが、にもかかわらず、どんどん拡大している。
その一端をヤフコメでも見ることができるが、彼らは独特の文体で、はっきり意図をもって対象を傷つけている。おそらくは、一部の人にとって、それは「中毒」のようになっている。
万引きから盗撮、痴漢行為などもそうだが「悪いことだ」と分かっていても、脳内の「報酬系」の回路ができてしまって、やめられない人もいるのだ。

SNSの場合も、そうした「中毒」になっているのではないか。あまり賢い人ではないと思うが、ひとたび自分の発した言葉が、有名人などに届いてショックを受けているとわかると、それが快感に代わるのだろう。

問題は、このての「誹謗中傷」行為が、99%以上「つかまらない」ということだ。万引きや盗撮は、かなりの確率で捕まるが、SNSなどの「誹謗中傷」はつかまらない。またその行為が周囲にバレることもないから、それも安心材料になるのだろう。

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欧米のSNSはFacebookのように実名や、ニックネームにしても人間が特定できるメディアが主流だが、日本ではTwitterなど完全匿名のメディアが主流だ。裏アカなども簡単に作れる。それによって「誹謗中傷」する人間は、リスクを感じることなく相手を傷つけることになる。Twitterのユーザーは日本が一番多いようだが「匿名」であることに安心感を覚える人が多いのではないか。なかなか情けない国民性である。

ビジネスモデルが激変するだろうが、TwitterなどのSNSは「匿名禁止」にできないだろうか?
それによって今の「誹謗中傷」の9割はなくなるはずだ。そもそもTwitterのオーナーのイーロン・マスクその人が「誹謗中傷」みたいなことをする人だが「加害者を特定」するために「情報開示」するという、あまり意味のない作業を排除するためにも「匿名」をやめるべきだ。

オリンピックが今日で終わる。そのことだけで、このくそ暑い夏が、少しだけ過ごしやすくなるのではないか。






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