野球の記録で話したい : 「塩漬け」には理由がある

アサ芸
オリックスで塩漬けのＴ-岡田を阪神・岡田彰布が「選手兼任コーチ」で引き取るって!?

もう選手としては「賞味期限切れ」ではないかと思える選手が何人かいる。

私は関西だから、オリックスの試合は毎年、40試合くらいは観るが、T-岡田は、長いことバットの芯にボールが当たったのを見たことがない印象だ。

打撃フォームをノーステップにした10年程前は、本当に勝負強くて飛距離の出るスラッガーだった。

この人はやたら「岡田」に縁のある選手で、履正社高校時代は岡田龍生監督に指導を受け、オリックスに入団後は岡田彰布監督に引き立てられた。挙句に「ややこしいから」と登録名を岡田貴弘から、T-岡田に改めたのだ。
履正社OBでは圧倒的な影響力のある選手で、高校時代、指導者の言うことを聞かなかった山田哲人が、先輩の岡田に一喝されてからおとなしくなったと言う話もある。

しかし昨今はウエスタンリーグの試合でも、いい当たりを見たことがない。これは厳しいだろうと思う。

同様に、これは、と思うのが中日にいる中島宏之だ。彼があと「72本」に迫った2000本を目指して現役を続けているのは誰でも知っているが、彼ももうスイングができていない。

こういう選手は理由があって「塩漬け」になっていると言えよう。

例えば同じベテランでも、川端慎吾は出てくれば、何らかの仕事をしている印象だ。

彼はもう守るところがないから代打に甘んじているが、春先に二軍キャンプで見たときも、鋭い打球を打っていた。彼が塩漬けになっていないのは、これも理由があるからだ。

最近心配なのが、中田翔だ。この選手の勝負強さは本当に侮りがたいが、中日に来てからの落ち込みぶりはどうだ、と思う。彼なども「塩漬け」されても仕方がないだろう。

二軍でくすぶっている実績ある選手にも「塩漬けされる理由」がある選手がいるのだ。

実は、その「理由」は、二軍戦であれ試合を見れば、大概見当がついてしまう。T-岡田はかなり厳しいのではないかと思うが。

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