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昨日のロッテー西武戦、同一カードの開幕からの連敗記録の阻止がかかっていた。
西武は初回に源田のタイムリーと愛也の2ランで3点先制した。6回まではリードを保っていたが、8回に無安打で追いつかれ、延長に入って12回にサヨナラ負けを喫した。

同点になった1点と、サヨナラ負けした1点は、いずれも「暴投」によるものだった。制球の良い平良の暴投は想定外だった。また12回のボー・タカハシは、ポランコの初球を、捕手柘植の頭の上を通る大暴投したものだった。

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平静な状態でいれば二つの暴投は、起こりえなかったのではないか。15連敗しているという「数字の重さ」、ネガティブな注目の高まりに、平良もボーも異様な重さを感じていたのではないか。

私は西武ライオンズの取材を10年以上続けている。渡辺久信さんに話を聞いたこともあるし、宮崎、南郷や、高知、春野の春季キャンプや様々なイベントを取材してきた。投打のスタッフの取材もしてきた。
いろんな意味で西武ライオンズは「付き合いやすく」我々のようなフリーランスにも「フレンドリー」な球団ではある。
仲間のフリーランスでも、西武の取材はやりやすいと好評だ。

それだけに、ライオンズのひどい不振には、心が痛む。しかしながら、昨今の西武は、全く選手が育っていない。特に野手は、中島裕之、浅村栄斗、秋山翔悟、森友哉、山川穂高とタイトルホルダー級の大物を流出させながら、これに続く打者を全く育てていない。
スカウト陣に問題があるのかもしれないし、育成環境に問題があるのかもしれない。

それ以上に本拠地ベルーナ・ドームの環境の悪さ。6月ころからスタジアムには湿気がこもり、夏季の観戦は耐え難いものになる。

一般企業でも業績不振なら経営陣が退陣するなど体制変革が起こるが、西武ライオンズの現体制も、おそらくは大きく変わるだろう。

西武グループが「サーベラスキャピタル」に乗っ取られそうになったとき、ハゲタカファンドは「不採算路線の整理」とともに「球団の売却」を迫った。
今回、経営権が変わるかどうかはわからないが、今回も「身売り」につながる可能性さえあるのではないか。

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