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ここ5年間の投手の打撃成績の推移を見ていこう。
セ・パ両リーグの全投手の打撃成績の合計

P-Batting
(修正)

2020年はコロナ禍で交流戦がなく、セ・パ両リーグの対戦はなく同一リーグの対戦だけだった。
打率はここ5年1割前後を推移している。
本塁打数は2020年の6本から、4本、4本、2本と減っていって、今季はDeNAの中川颯の1本だけだ。

私は今年、オープン戦も含めて60試合ほどプロ野球を見ているが、パ・リーグの試合の方がやや多い。
セの試合で、投手が打席に立つと、一気にテンションが下がる気がする。
安打への期待値が極端に下がる。
「なぜ、打つ気もなくその能力にも乏しい打者が打席に立っているのか」という疑念がぬぐえない。正直なところ、緊張感が途切れるような気がする。

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昨日書いたように、MLBは昨年から「ユニバーサルDH」になった。それ以降「両リーグの個性」が消えていきつつあるように見える。

それは必ずしもいいこととは言えないが、それでも「打者の打席での無気力」を放置してよいとは思えない。

甲子園の高校野球でも投打の役割分担が進んでいる。投打の分離は歴史的な必然かもしれないが、世界で唯一「投手が打席に立つ」プロリーグであるセ・リーグはDH制の導入を真剣に検討すべき時だろう。




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