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もともと外野手として入団した佐藤輝明だが、入団2年目から三塁を守ることが多くなった。
ごつい体で打球に突進する守備は、豪快で見ていて楽しいが、失策の多さはもはや許容範囲を超えている印象がある。今季の規定試合数以上の守備成績 両リーグ突っ込みで。

3B-F


守備範囲を示すRF(簡易形)順にした。RF1位は巨人の坂本、2位は楽天の浅村。供にコンバートされたベテランが並んでいる。遊撃、二塁に比べてフォーメーションが簡単で、守りやすいからかもしれない。
そして3位に佐藤輝明。よく打球を拾っているのは間違いないところだ。しかしながら失策数はダントツ最多の21、守備率は.913と恐ろしく低い。

守備率は野手の能力の低さを示す数字としては、いまどき尊重されないが、それにしても低すぎる。調べてみたら、サトテルのこの数字は「歴史的」であることが分かった。

過去に100試合以上三塁守備に就いた選手の守備率、ワースト20

3B-歴代


ワーストは1950年の近鉄、宝山。この年は2リーグ分立の年、近鉄はこの年からパ・リーグに参入した。宝山は明大から入団したが、パ記録の43失策、10個に1個はエラーをしていた。

以下、1950年代、60年代の記録が並び、1979年の西武、山村が5位に。いわゆる山村兄やんである。打撃は勝負強かったが、三塁守備は下手でワースト20に3回も出てくる。1982年に南海に移籍してからは外野を守ることが多くなった。

佐藤輝明はあと5試合で100試合になるが、今年の守備率は、この年の山村の.9126に次ぐ.9132、21世紀以降では2012年の広島、堂林の.9243をはるかに下回る断トツのワーストだ。

ちなみに昔の三塁手の方がRFが圧倒的に高いが、これは昔は奪三振によるアウトが少なく、長打も少なかったからだ。

なお三塁手の守備率のベストは2011年のヤクルト、宮本愼也の.997、132試合92刺殺199捕殺1失策。

21世紀に入って、内野の守備率は向上している。

佐藤輝明は、これを考えても外野にコンバートすべきだろう。その方が打撃専念できるのではないか。


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