ゲンダイ
「幻のビジネスシート」を譲り合うパリ五輪メダリストたちのウラで…「役員みんなビジネスクラス」だったJOCの「信じがたい対応」
相変わらず、日本の文教族、スポーツ族のトップは森喜朗だという。この数%しか支持率を得ることができなかった元総理は、五輪会場などの特別室でふんぞり返ってセレモニーや競技を観戦しているのを目撃されている。またIOCの役員などとパーティを開いてワインを嗜んでもいる。「スポーツ貴族」と言われるゆえんだ。
今の日本スポーツはいろんな側面で大きく変化しているが、根底の部分でダイナミックに進化しないのは「選手上がりの年長者が、意味もなく団体の上層部にのさばりかえっている」ことにあると思う。
スポーツの世界は「実力主義」と「年功序列」がずっと続いている。「昔活躍した元選手」「先輩」「恩師」には、理不尽なことでも従わざるを得ない。
その体質が、スポーツマンシップの普及や、プレイヤーファーストの進展を阻んでいる。
と、いうより、今のスポーツ団体のトップの中には「トップであるだけで実質的に『ご飯を食べている』」連中がいるのだ。団体役員であることで報酬を得るだけでなく、社会的ステイタス、信用を得て生活している連中がいる。彼らにとって、選手は「顎で指図できる存在」でなければならないし、常に選手よりも自分たちが「偉い」というマウントも取らなければならない。
選手がエコノミーで、年よりの役員がビジネスクラス、という批判ははるか昔からある。問題視はされてきたが、ほとぼりが冷めれば元の木阿弥になってしまう。
私は日本の選手もだめだと思う。欧米なら「最高のコンディションで競技したいので、良いシートにしてくれ」と主張する選手も出てくると思うが、日本の選手は、上には何も言えない。それどころか「頑張って俺たちもビジネスクラスに乗れるようになろう」などと思っている。
これを繰り返している限りは、日本スポーツはだめだろう。
指導者や団体役員にとって、選手は「家来」「手下」ではなくて、本来は「クライアント」のはずだ。選手が最高のパフォーマンスを発揮できるようにサポートするのが、バックヤードたる指導者、団体役員の役割であって、選手に偉そうな顔をするなどもってのほかだ。
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2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】
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と、いうより、今のスポーツ団体のトップの中には「トップであるだけで実質的に『ご飯を食べている』」連中がいるのだ。団体役員であることで報酬を得るだけでなく、社会的ステイタス、信用を得て生活している連中がいる。彼らにとって、選手は「顎で指図できる存在」でなければならないし、常に選手よりも自分たちが「偉い」というマウントも取らなければならない。
選手がエコノミーで、年よりの役員がビジネスクラス、という批判ははるか昔からある。問題視はされてきたが、ほとぼりが冷めれば元の木阿弥になってしまう。
私は日本の選手もだめだと思う。欧米なら「最高のコンディションで競技したいので、良いシートにしてくれ」と主張する選手も出てくると思うが、日本の選手は、上には何も言えない。それどころか「頑張って俺たちもビジネスクラスに乗れるようになろう」などと思っている。
これを繰り返している限りは、日本スポーツはだめだろう。
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