大相撲が「病人だらけ」になって、非常に厳しい状況になっている原因は、いくつかある。
1つは「大型化」の問題。
外国人力士が「1部屋1人限定」で入門するようになって、体格が日本人とは違う大きな外国人力士が番付上位に進出するとともに「巨大化しないと勝てない」ような状況になり、日本人力士も大型化している。身長も伸びたが、それ以上に体重が増加し、BMIで40以上という「超肥満」が当たり前になった。
それとともに「投げ技」「吊り技」が衰え「押し技」「引き技」がやたらと増えるなど、大相撲そのものも変わった。
もう1つは「人材の囲み込み」
昔のように中卒で入門する力士は減り、小学校時代から「身体が大きな子」が有望視され、中学、高校と「英才教育」を受ける。このころからちゃんこを食べて、身体を大きくし、高校、大学の大会で好成績を上げて相撲界入りする。「英才教育」ではあるが、今のスポーツ界では「他の競技で潰しが利かない」。相撲取りになるしかない人材が、相撲界に進むようになっている。
そして何よりも「力士になりたい若者がいない」
上記のように外国人と、ごく一部の英才教育された力士以外で、力士にあこがれ相撲界に行くような若者がほとんどいなくなっている。
昔は柔道や野球など他のスポーツから転身して成功した力士がいたが、今は、相撲は多くの若者にとって選択肢になっていない。
まず「力士は不健康」なことが知れ渡っている。多くの元力士は50歳になるかならないかで死んでいる。しかも収入は最大でも1億円程度、プロ野球やサッカーの方がはるかに稼ぐことができる。
さらに、セカンドキャリアがほとんどない。元野球選手、サッカー選手はビジネスマンや専門職、アマの指導者で活躍することが報じられているが、元力士はちゃんこ屋の主になる程度しか、セカンドキャリアがないように見えている。
何を好き好んで「短命で」「大した収入も得られず」「辞めてもセカンドキャリアがない」力士などになるか、という状況になっている。
結果として、相撲界には「トップアスリート」がほとんどいなくなっている。せんじ詰めれば大相撲の危機は、これに尽きるのではないか。
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2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】
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それとともに「投げ技」「吊り技」が衰え「押し技」「引き技」がやたらと増えるなど、大相撲そのものも変わった。
もう1つは「人材の囲み込み」
昔のように中卒で入門する力士は減り、小学校時代から「身体が大きな子」が有望視され、中学、高校と「英才教育」を受ける。このころからちゃんこを食べて、身体を大きくし、高校、大学の大会で好成績を上げて相撲界入りする。「英才教育」ではあるが、今のスポーツ界では「他の競技で潰しが利かない」。相撲取りになるしかない人材が、相撲界に進むようになっている。
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まず「力士は不健康」なことが知れ渡っている。多くの元力士は50歳になるかならないかで死んでいる。しかも収入は最大でも1億円程度、プロ野球やサッカーの方がはるかに稼ぐことができる。
さらに、セカンドキャリアがほとんどない。元野球選手、サッカー選手はビジネスマンや専門職、アマの指導者で活躍することが報じられているが、元力士はちゃんこ屋の主になる程度しか、セカンドキャリアがないように見えている。
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