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立浪監督が退任した中日の総括や今後の展開について、いろいろな論評が出ている。勉強になる。
立浪監督の資質や経験不足、球団の補強のミスなど様々な原因が指摘されている。それはいいのだが、立浪の采配、球団の編成などに対して「よかった部分」にも言及する論調が多い。そこでバランスをとっているのかもしれないが、もっと手厳しく指摘すべきではないかと思う。

特に中部地区のメディアは基本的に「中日ファンのため」に論評している。「応援してます」という基調があるのだが、その前提があるからはっきりものが言えないのかもしれないが。

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論評というのは基本的にフラット、公平な立場でものをいうのだと思う。遠慮や忖度なくものを言ってこそ論評だと思う。
また、フラットな立場とは、批評する対象が変われば、躊躇なく評価、評論の内容を変えることができる立場でもある。
誰かが好きとか、誰かをひいきする、とかいう立場でものをいうのは、「ファントーク」にすぎない。論評ではない。

私は2022年、新庄剛志と立浪和義が新監督になった時、どちらにも否定的なコメントをした。二人ともに指導者経験は一切なく、両球団ともに安易な「客寄せパンダ」をしたに過ぎないと思っていた。
1年目はどちらも「経験不足」を露呈していた。立浪は古臭い指導をしたし、新庄は思い付きで采配を振るっていた。
しかし今季に関しては、両球団の陣容は大きく違っていた。
日本ハムは新庄が見出した戦力が育っていた。それに水谷瞬という戦力が加わった。これに対し中日は、細川、岡林を除き戦力が育たない中で、他球団を戦力外になった「見切り品」の選手を獲得して「補強」と称していた。
この対比を見れば、両者に対する評価が変わるのは当然のことだろう。

「豹変」とか「手のひら返し」というのは、評論とファントークの区別がつかない、低次元の見方だと思う。

どんなことでもそうだが、評するに必要なのは「是々非々」の立場だ。良ければ評価し、悪ければ批判する。そこに一切の手加減をしないのが正しいのではないか。

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