81RxBm27R8L._SY466_


MLBはレギュラーシーズンの全日程が終了した。打撃成績について俯瞰したい。
敢えて従来型の指標の典型であるBA=打率順に選手を並べ、選手のrWARと比較したい。

まずはアメリカン・リーグ。規定打席以上、打率順

Bat-AL


WAR1位は、ヤンキースのアーロン・ジャッジ。10.8はMLBで1位、大谷より数字が大きいのは、彼が主として中堅として守備に就いたことが大きいが、それに加えて四球数がリーグ1位なのが大きい。

ジャッジだけが話題になっているが、首位打者のロイヤルズ、ボビー・ウィットJr.もすごい。最多安打、トリプルスリーを達成。さらに遊撃手として守備のWARも加算して、WARは9.4。ナ・リーグ1位の大谷翔平より上だ。
お父さんのボビー・ウィットはMLBで142勝した投手だ。

これも二世選手の、打率2位のブルージェイズ、ゲレーロJrはWARは6.4、守備ポイントが大したことなかったのだろう。

打率5位のアストロズ、ジャイネル・ディアズがWAR3.2と低いのは、これも守備の評価が低いからだ。

WAR3位、9.1のオリオールズ、グンナー・ヘンダーソンは打撃の好成績に加え、やはり遊撃手だったのが大きいのではないか。

規定打席に載っていながらWARがマイナスなのは、ホワイトソックスのギャビン・シーツと、アンドリュー・ベニンテンディ。歴史的な大敗をしたホワイトソックスはこの2人をレギュラーで使い続けたことにも敗因があるということではないか。ベニンテンディはレッドソックス時代はいい選手だと思っていたのだが。

こうしてみると、MLBの選手評価が従来型の指標とは大きく変わってきていることがわかる。

ちなみに規定打席外だが、レッドソックスの吉田正尚のWARは1.4、昨年も同じ1.4だった。リーグ平均の選手より「少しだけまし」ということになるだろう。





私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!

好評発売中!

81UUCLO+nDL._SY466_

https://amzn.to/47hJdhC

2021年山本由伸、全登板成績【投手五冠にリーグ優勝に金メダル】

NOWAR