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NHK
「夕刊フジ」来年1月末で休刊 産経新聞社が発表
これと同時に、電子版と、夕刊フジの公式サイト「zakzak」も更新を休止する予定

1969年の創刊だ。駅売り専売、宅配の新聞後発で、販売力が弱かった産経新聞としては、それを補強する意味もあっただろう。
普通の新聞の半分のサイズのタブロイド版と言うのも新鮮だったし、筒井康隆、山藤章二などが短期連載で面白いコラムを書いていた。
4コマ漫画はいしいひさいち、やくみつる、高橋春男、しりあがり寿と豪華そのものだった。
サンケイカラーとも違う、独特の軽やかなイメージで、よく仕事帰りに買って帰ったものだ。

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1975年に日刊ゲンダイが発刊し、タブロイド判の夕刊紙は2紙になった。

夕刊フジが右、日刊ゲンダイが左と論調が異なっていたのもわかりやすかった。

日刊ゲンダイも一部休刊、廃刊が続いているし、風前の灯火ではあろう。

関西では夕刊フジと並行して、同じサンケイ新聞から、大阪新聞という全紙の夕刊紙があった。こちらは、フジサンケイグループのルーツと言ってよい古いメディアだった。そもそも司馬遼太郎はこの新聞の記者上がりだったのだが、2002年に廃刊となった。

最近の夕刊フジは、有本香、高須克弥に当代桂春蝶と執筆陣のレベルがすごく下がっていた。

どの国でもそうだが、いわゆる「右」のライターは、リベラルのライターに比べてレベルが低い。権力に媚びる姿勢が基本になると、クリエイティビティが劣化するのだろう。

ZAKZAKは、ニュースメディアのさきがけのようなものだったが、私のブログは20年ほど前に、ここのコメント欄に書き始めたのが始まりだった。
毎日書き込んでいたのだが、今はどこに行ったのか。

力の弱い「新聞」からじりじりと終っていく現象が加速している。地方紙はすでに青息吐息だが、全国紙ではサンケイ新聞、そして東京新聞、神戸新聞などのブロック紙もそろそろ引き際を考え始めているのではないか。




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