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立花孝志にとっての「最悪」は、人の口の端に上らなくなることなのだろう。
兵庫県前知事斎藤元彦を巡る騒動は、長引きすぎた印象がある。時間が経てばたつほど、無責任で、なにか「飯のタネになるか」と思う連中が「逆張り」でモノを言い始める。

メディアも「逆説」の方が、この話題に飽きた読者の注目をひくので、取り上げるようになる。
そうすると、リテラシーの低い連中が一定程度信じる。
「へずまりゅうのファン」みたいなレベルの人たちが、わらわらと寄ってくるわけだ。
斎藤元彦はプライドの高い超エリートだから、そういう馬鹿な連中の支持はありがたくないが、なんにせよ負けるにしても体面を保つレベルで負けたいから、藁にもすがる思いで「わらわら連」にも愛嬌を振りまくのだ。
斎藤にしてみれば、一過性の情報弱者である女子高生など若い人の支持の方が「若い人たちはわかってくれる。僕は年寄りにいじめられているんです」と言えるから、ちょっとうれしいかもしれない。

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立花は「当選する気はない、斎藤さんを支持する」と言った。ようするにいつもの「逆張り」ではある。別に立花は斎藤知事の政策にも、思想信条にも共感したわけではない。そもそもそんなことはどうでもいい。
「今、世紀の極悪知事」みたいな評判が立っている件の人物に、自分が「支持」を表明することで、ただただ世間の注目を集めたい。
この点、高須克哉と同じだ。
高須は、美容整形以外の難しいことは、よくわからないのだが、知識人に見られたいと言う承認欲求がひと一倍強い。くだらないCMを出稿することでメディアに遠慮させているだけだが、彼も「目立ちたい」「尊敬されたい」わけだ。
世間に対して「かまってちゃん」がしたいだけ、という点では高須も立花も同じだが、立花の場合、それを足掛かりに「何らかの利得を得たい」という下心もある。

彼に指示されるのは、斎藤元彦にとっては「有難迷惑」だろう。一緒くたにされてはかなわない。
この問題については、泉房穂の言葉に尽きる。
「民主主義を信じたい」




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