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松本人志が5.5億円の損害賠償を求めて文春に起こした訴訟を取り下げたという。
10月ころから訴訟取り下げに向けて交渉が行われていた。
文春側は受けて立つ姿勢を維持していたが、松本側が取り下げに向けて交渉を持ち掛けたわけだ。
その背景には、吉本興業の意向があったという。松本のタレントとしての価値をこれ以上棄損せずに、一連の騒動を終結させたいということだ。

文春側は、訴訟取り下げに応じる条件として「松本が謝罪すること」を求めた。このやり取りが長引いたようだが、松本は「物的証拠がない」としつつも
「多くの方々にご負担・ご迷惑をかけることは避けたいと考え、訴えを取り下げることとしました。かつて女性らが参加する会合に出席していました。女性の中で不快な思いをしたり、心を痛めた方々がいれば、率直におわび申し上げます」

「心を痛めた方々がいれば」という部分に、体面を繕いたいと思う松本の沽券がうかがえる。

ただ、この訴訟取り下げで、文春は一切自社の非を認めていない。訴訟を起こしたのは松本で、文春ではないから、譲歩する筋合いはない。ただ「松本人志が困るというのなら、交渉に応じても良い」ということなのだ。
だから出版差しとめも、雑誌の回収もしないし、謝罪もしない。「堪忍したるわ」ということだ。

松本側も文春側も「金銭の授受はなかった」と言っている。松本人志をめぐる性被害の問題はチャラになったわけだ。

しかし、これで松本人志の「潔白が証明された」わけではない。彼が、手下の芸人を使って、せこくてみっともない「女漁り」をしていたという「イメージ」は払しょくされていない。

松本としては「文春に勝った」「潔白が証明された」みたいな強弁をしたいだろうが、それは到底無理だろう。

ダーティな印象をまとったまま、松本は以前のようなステイタスを回復することができるのだろうか?
セクハラ、人権侵害、そしてコンプライアンスについて、かつてなくセンシティブになった日本社会に、松本は再び「笑い」を届けることができるのだろうか?

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