東洋経済オンライン

Toyokezai-佐々木

プレジデントオンライン
President 佐々木


一昨日のほぼ同じタイミングでオーダーがあった。どちらもビジネス系のメディアだが、同じことを書くわけにはいかない。

東洋経済オンラインは、ポスティングシステムの「仕組み」の問題を中心に書いて、プレジデントオンラインは佐々木朗希個人の問題を中心に書いた。

今のプロ野球は、MLB志向の強いトッププロスペクトを、数年程度NPBで育てて、それなりの成績が上がれば、巨額の譲渡金と引き換えにMLBに移籍させるというビジネスモデルになりつつある。
南米のサッカー界が選手を育てて、譲渡金を貰ってヨーロッパサッカーに選手を売るのと近い図式になっている。

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良いか悪いかという問題ではなく、日米の「経済格差」があまりにも広がっているので、どうしようもない、ということだ。

であれば、移籍する選手は、古巣球団に十分な譲渡金を置いて移籍すべきだろう、ということなのだが、佐々木朗希は、そうはしなかったのだ。

ポスティングには「25歳ルール」があるが、そのルール未満でも球団が認めさえすればOKではある。しかし、球団としては大事に育てた投手を、レギュラー選手1人分の譲渡金で移籍させなければならない。その理不尽を、なぜかロッテは容認したのだ。苦渋の決断だったことは想像に難くない。

そのあたりを「佐々木の事情」と「NPB、MLBの事情」の双方から書いたが、最終的には同じ結論になっている。

今回の佐々木の移籍が「誰かに踊らされたものではなく」、「佐々木朗希本人の『心からの希望』であってほしい」ということだ。
佐々木が強い意志で、今回の「無理筋」の選択をしたのでなければ、この冒険が「うまく行くはずがない」からだ。





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