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デイリー
早大・小宮山監督が試合中、相手ベンチに声荒らげる 楽天2位・徳山の状態を心配「ピッチャー壊れちゃうよ」
11月23日の大学野球神宮大会、環太平洋大学と早稲田大の対戦。
延長10回2対1で環太平洋大が早稲田を下したが、環太平洋大・徳山一翔が10回5安打1失点で完投。
徳山はドラフト2位で楽天への入団が決まっているが、9回に左足、10回に両足がつったのに、降板せず投げ切った。

これに対して早稲田大の小宮山悟監督が
「ちょっとかわいそうですね。心配ですよね最後、あんな状態で投げさせて。ふくらはぎをつるのはクセになりますから」
「よく投げたと思うよこの状況で。ここで投手生命を絶たれることがあってはならない」

と話した。

これ、早稲田大と環太平洋大のおかれた立場の「差」を象徴している。
明治期から野球部があり、日本の大学野球をリードしてきた早稲田大は、押しも押されもせぬ「名門大学」だ。選手の「未来」を重視し、目の前の試合で酷使することなく、選手を送り出すことができる。

しかし環太平洋大は、又吉克樹などの選手をプロに送り出しているが、有名とは言えず、神宮大会など有名な大会で、早稲田など名門大学を倒すことで名を上げ、選手、学生を集めたいと言う意向を持っている。ドラフト2位になった徳山は大学の「広告塔」であり、頑張らせるしかない。

高校以下の野球の競技人口が減少する中で、大学野球だけはチーム数、選手数が増加している。それは、大学数、学部数が増加しているのと比例している。
大学全入時代になり、名門とは言えない大学は、とにかく入学者を増やして経営を維持したい。
手っ取り早いのはスポーツで強くなって、名門大学に伍して活躍することだ。ということで、この手の大学野球の指導者には「勝つこと」が至上命令になっている。

選手の健康や将来などを気にする余裕がないのだ。
今、大学スポーツはUNIVASという組織ができ「スポーツだけ、勉強しない大学生」をなくす取り組みをしているが、新興大学はUNIVASにも加盟していない。

こういう「好き放題」する大学が増えることは、大学スポーツの将来を考えてもよいことではない。大学の「差」は偏差値だけではないのだ。

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