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セ・パ両リーグの選手表彰が行われた。
セ・リーグのMVP記者投票と今季成績を突き合わせてみよう。

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MLBではチームの成績にかかわらず、リーグで最も活躍した選手をMVPにする。また近年は投手はサイ・ヤング賞に回り、打者がえらばれるようになった。またWARが最重要視されている。

NPBの場合、優勝チームから選ばれることが多い。また投手から選ばれることも多くなっている。NPBではWARは一般的ではないから、在来型の成績で選ばれる。

MLBもNPBもポストシーズンの成績は考慮されない。

MVP受賞は菅野。優勝した巨人のエースで最多勝。好成績だが、投球回数は156.2回。143回、規定投球回数はクリアしているが、やや物足りない。

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手法の岡本が2位だが、主要タイトルはなし。今季のNPBは極端な投高打低だったが、岡本の成績も物足りなかった。ただ全試合出場。

戸郷は最多奪三振。投球回数は菅野より上で、成績は甲乙つけがたかったが、勝ち星の差か。

吉川は全試合出場したが、打者としては物足りない。

オースティンと村上、髙橋は投打のタイトルホルダーということで、票が入ったか。

今季活躍した主だった顔ぶれが載っているが、中で今季のセーブ王のライデル・マルティネスに1位票が1票入っているのは、問題だろう。
有権者である新聞記者の多くは、各球団の「番記者」ではあるが、この投票は「野球有識者」として投票している。
しかし、今の新聞記者は「ファン代表」みたいになっている。ライデルへの1位票は、ファン目線のものだといえるだろう。

そういうレベルの低い人も、有権者になっているのが今のプロ野球メディアの問題だろう。




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