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2013年に初めて台湾に行き、野球を見て以来、コロナ禍を除いて毎年のように台湾に行っている。
日本と同じくらい治安が良くて、若い世代は野球好きで(古い世代はあまり知らない)、日本のプロ野球がMLBと同じくらい好きで、人々は穏やかだ。

2019年、前回のプレミア12のオープニングラウンドのグループBは全試合が台湾で行われた。
日本、台湾はともにプエルトリコとベネズエラに連勝して、11月7日、全勝同士で最終戦が行われた。
台中インターコンチネンタル野球場は、2万人超、台湾プロ野球史上最多のお客が詰めかけた 。
チケットは売り切れていたが、当時、CPBLの広報部長だった劉東洋さんを知っていたので、声をかけて席を確保してもらって入場した。

まさに球場全体が揺れるような盛り上がりだった。

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私は内野席で見ていた。日本の応援団は外野の右翼にいたが「多勢に無勢」という印象だった。

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台湾の応援団はCPBLのスタイルで陽気に応援していた。

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ただ、試合そのものは初回から2点を先取した日本が終始リードした。

今永が先発、

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大野雄大、甲斐野央、山岡泰輔、岸孝之と今から思えばものすごく豪華な顔ぶれがマウンドに上がり、最後はまだ背番号43だった山本由伸が、上がった。

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8対1で日本が圧勝。

例えば韓国なら、かなり空気が荒れてくるのだが、台湾は「ああ、負けたかあ、でも面白かった」身みたいな空気になって、日本チームに拍手を送り、笑顔で帰っていった。

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台湾は日本だけでなく、大陸の諸王朝から何度も侵略を受けている。そして住人も、原住民はごく少数になり、多くは大陸由来の人が住んでいる。

中華人民共和国の独裁を嫌う人も多いが、相手の圧力をうまくいなすような聡明さを持っている。

CPBLも6球団になり、実力は急速に上昇している。今回のプレミア12の「乾坤一擲」の勝利は、台湾ならではの才が発揮されたのだろう。

韓国が不元気なのは、やや気になるが、台湾が文字通り台頭して、日本のライバルになれば素晴らしいと思う。





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