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読売テレビ
【速報】「よそもの扱いなど差別」京都の少年野球チームが小学校グラウンド使用禁止され市教委など提訴 市は「地域団体ではなくなった」と主張
スポーツ少年団に所属する小学生の少年野球チームが、よその学校の子供を入団させようとして、反対され、他地区の学校との試合をしようとしたために、地域の少年野球振興会を脱退させられ、地元の小学校が使えなくなった、ということだ。

これは今の少年野球を統括、管理する組織とルールそのものが「制度疲労」を起こして機能していないことを意味している。

今のスポーツ少年団に属する少年野球チームは、単位スポーツ少年団や振興会、市区町村スポーツ少年団に所属し、そのエリアの小学校のグラウンドなどで練習や試合をしている。

原則、少年野球チームはその小学校に通う子供によって構成されている。そして試合は、特別の場合を除き、同じ市区町村のチームで行うとされる。

しかしながら少子化に加えた「野球離れ」の振興で、一つの学校で野球チームが作れなくなっている。また地域の野球チームそのものが減っているため、対外試合もできなくなりつつある。

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熱心な少年野球指導者は、スポーツ少年団などこれまでの地域の組織を脱退し、独自のクラブチームを作って、自由に練習や試合を行っている。私はそういう指導者を何人も知っている。
しかしそうなると、小学校のグラウンドを無料で使うことはできない。練習するにしても、試合をするにしても、球場を借りなければならない。費用が掛かる上に、遠征費用もかかってしまう。

そういう状況になっているのだから、市町村教育委員会や、学校関係者は、現実に即して規制緩和をすべきなのだが、その旗振り役がいないために、改革の機運が起こっていない。

その裏には、これまで少年野球を牛耳ってきた野球指導者の存在がある。自分たちの言いなりにならず、新しいことをしようとする若い指導者が気に入らないために、ことごとく妨害をするのだ。

私は取材でそういう事例をたくさん見聞きしたが、結局「野球の未来」よりも「自分たちの面子」が大事な大人が、地域の野球チームを孤立させ、消滅へと向かわせている。

JFAからピラミッド構造で、地域までが組織化されているサッカー界では、こうした「制度疲労」「経年劣化」は起こっていない。

この状況が続けば、野球は今の大相撲と同様、年寄りと一部の好事家だけのスポーツへと成り下がっていくことだろう。




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