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毎年12月は日本野球学会に出て、それで1年が終わると言う感じになっている。今年は仙台であった。2日前まで沖縄にいて、そこから仙台だから、なかなかに温度管理が厳しかった。
シンポジウムとかキーノートレクチャーとかいろいろあるのだが、何と言っても一般発表が楽しみだ。
今年もバイオメカニクスや、セイバーメトリクス系の発表が目白押しで、一般83件、高校生24件の107もの研究発表があった。

そんな中で異色だったのは、昭和女子大学、榊原良太准教授の

ブランコはフランコよりぶつけられやすい?外国人打者の濁音と死球、敬遠の関係


という研究発表だ。
発表の主旨として

本研究では、特に選手の名前に含まれる濁音に着目し、その数が多いほど「大きい・重い・強い」といった強打者の印象を抱かせることで、相手投手のプレッシャーや配球の変更に起因する死球、また勝負を避けるための敬遠が多い

と言う仮説を立てて調査をしたのだという。その結果「死球」には正の相関がみられたが、「敬遠」はなかったと言う。

榊原先生は教育学専攻で、研究者のリサーチマップには

感情制御 、ウェルビーイング 、スポーツの流れ 、感情労働 、ホットハンド 、予防行動

が研究キーワードとして列記されていた。

日本に来た外国人は1200人を超すが、確かに活躍した打者と言えば、バース、ブーマー、ローズ(タフィ、ロバート)など濁点の多い選手が思い浮かぶ。じゃ、アレックス・ラミレスはどうだ、マット・マートンはどうだ、と言われると詰まってしまうが、外国人選手の登録名は、本名ではないことも多いので、どうせなら濁点の多い名前の方がいいかもしれない。

2016にオリックスにいたブライアン・ボグセビックなど濁点が3つもついていたが3本塁打18打点、打率.187だったが、死球は60試合でなんと7個も貰っている。
ぶつけられすぎてダメだったのかもしれない。

榊原先生は先に帰ってしまって会うことができなかったが、この研究、なんと優秀賞を受賞した。

私も一度調べてみようかと思っている。

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