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野球賭博で7億円超!37人関与9人逮捕
京都府警組織犯罪対策2課は26日、高校野球や米大リーグの試合の勝敗をめぐり、賭博をしたとして、常習賭博の疑いで大阪市中央区の宝石商の男(50)ら3人を書類送検した。これまでに胴元と客の計9人を逮捕し、計37人の関与を裏付けて捜査を終結した。

まだやっているのか、という思いだ。

昔、東京スポーツは、甲子園の季節になると下馬評を1面に掲載し「トトカルチョに使っちゃだめだよ」と見出しをつけたものだ。

世話好きが胴元になって、トトカルチョをするのが、季節の風物詩だった時代もあった。しかし、そんな時代はとっくに終わったと思っていた。

野球はギャンブルと親和性が強い。お遊びであれば、そこまで目くじらを立てなくても、と思うが、金高が嵩めば人は狂いだす。1シーズン7億超という金は相当に大きい。

恐らく入れ込んで仕事や家族を顧みなくなった人間がいて、その家人が通報したのだろうが、プロ野球関係者などが関わっていなかっただろうか。悪夢だが「八百長」は仕掛けられていなかっただろうか。

日本人、アジア人は、賭博が大好きな民族性を有している。

お隣の韓国では2人のKBO選手が永久追放された。一昨年は関西独立リーグの選手が、自分のリーグではないが野球賭博に関わっていたことが発覚。解雇処分となり、大阪ゴールドビリケーンズというチーム自体が解散に追い込まれた。

ギャンブルに対する感覚は個人によって大きく異なる、公営ギャンブルを含めるすべてのギャンブルに拒絶反応を示す人もいれば、ギャンブルが日常生活に組み込まれている人もいる。

しかし、プロ野球にとっては、ギャンブルへの関与は「死の病」だということを忘れてはならない。

「黒い霧事件」から40年余。NPBは、営々と築き上げてきた「国民の娯楽」の地位が一気に瓦解する危険性をはらんでいることを認識するべきだ。



コミッショナー事務局、選手会は綱紀粛正を行うべきではないか。

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