「いける?」ボビー・バレンタイン監督に日本語で聞かれたそうだ。田澤純一が初セーブを挙げた。
tazawa-20120428





ボストン・レッドソックス=BOSの相手はシカゴ・ホワイトソックス=CWS。投手は完全試合のハンバー。しかし、いきなり先頭のアビレスを歩かせ、スィーニーは三振させたもののペドロイアに安打を打たれ1回2失点。やっぱりフロックか。

BOSは、不振をかこっていたユーキリスに満塁本塁打が出た。いい感じで試合が動いた。

田澤は9対3とリードした7回から。緊張する場面ではない。ただしアダム・ダン、コネルコは、リーグ屈指の選球眼の持ち主。投手の真価が試される相手だ。

田澤の良いところは、ストライクが先行すること。臆せずにゾーンに投げ込んでいる。各打者は未知の投手を知るために、見る傾向にある。その間にどんどん投げ込んだ印象だ。低めにコントロールされていたのも良かった。

有効なのはチェンジアップ。緩急の差に打者はやや戸惑っている。スライダーは大したことないのだが、変化と言うより緩急で打ち取っている印象。

アダム・ダンの内野安打のあと、コネルコには見事に捉えられたが、ピアジンスキーを打ち取って事なきを得た。
8回は失策もありややてこずった。しかし塁上に走者が出ても、ボール先行にならないのが良い。

9回は、得点差も7点になり、CWSの打線も淡白になった。

3回以上を投げれば、得点差に関係なくセーブがつく。田澤はメジャー昇格後3試合6回を投げて無失点。アルバースやアチソンらとともにバレンタインの希望の星となっている。BOSは4連勝だ。

しかしながら、3試合を追いかけてみて、田澤はこのまま通用するとはとても思えない。

速球は威力があるが、4シーム中心であり、MLBの中心打者が打てないレベルではない。チェンジアップは良いと思うが、2シーム、スライダーは目くらまし以上のものではない。

ダルビッシュはおろか、岩隈久志などと比べても、かなり見劣りする。

もっと緊張する場面で投げたときに、答えは出ると思うが、ラッキーボーイのままで行くことはないだろう。決めてはコントロールだと思う。

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