ハビア・バスケスをニューヨーク・ヤンキース=NYYから獲得、さらに救援陣を充実させた。補強は成功と言ってよいのではないか。しかし、去年からいる投手が伸び悩んだ。
FLAの投手成績。昨年と今年。各STATSのナリーグ16球団での順位、各数値の昨年対比を入れた。

FLA-2011-Pitch






バスケスという投手は強豪チームではぱっとせず、弱いチームに入ると好成績を残す不思議な投手だ。彼を含め4人の先発投手がローテーションを守ったが、故障は少なかったものの質的には高いとは言えなかった。スタミナのあるリッキー・ノラスコだが、今季は制球力もつき、進化の跡が見えたが勝ち運がなかった。クリス・ボルスタッドも規定投球回数に達したが、早い回で打たれることも多かった。
ただ、セットアッパー、中継ぎでとったムジカ、ダン、ウェブ、チョーテの4人はことごとく力を発した。GMの手腕は素晴らしいというべきだろう。
投打のバランスがいまいちよくないFLA。昨年から8つ白星を落としたが、内容的には決してひどい戦力ではない。期待が持てるのではないか。

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