前回のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム=LAAとの違いは、3番のプホルズが別人のように立ち直っていることだ。捕手はトレアルバ。ナポリは一塁。
Dar-20120602




ダルは、すごく調子が良いとは思えなかった。
1回、速球のかかりが悪いためボール先行。先頭トランボを打ち取るもアンドラスがエラ―。ランナーを背負ったが、カヤスポ、プホルズ、モラエスが凡退。ただ、速球がストライクゾーンに決まった時は、並みの打者では手が出ない球になっている。

2回、3人の打者はすべてボール先行、しかし2シームが効果的で抑えた。
LAAの各打者(おそらくプホルズを除いて)は、スライダーに手を出さないよう申し合わせをしているようだ。ケンドリックやアイバーが、意識して見逃すのがわかる。

3回、トラウトがスライダーを見送ったのちにセンターに目の覚めるようなあたり。フェンスオーバーしようとする球を、センターのジェントリーが、箸で豆をつまむようにキャッチ。2死後トラウトの打球も遊撃アンドラスが汚名をすすぐナイスキャッチ。ダルはベンチに戻ってジェントリーに抱き着いた。

4回裏、軽く投げたカーブを狙い打たれてカヤスポは初被安打。プホルズとの対戦はこれまで完勝しているが、慎重に投げ分けて歩かせる。また速球のかかりが悪いうえに、スライダーを見逃されるので球数がかさむ。ダルは日本でならフォークに相当する球(スプリッター)で、モラレスを左飛。トランボは速球を右飛。力勝ち。老巧なハンターには歩かれ満塁になったが、ケンドリックは三塁ゴロ。

5回、カーボーイハットを35600人余が10分間かぶってギネス達成。試合の最中に何をやってるねん!と思うが、ここらがヤンキー。それもあってか、LAAはピンチに。CJウィルソンは、打たれながら、球数も費やしながら、回を消化している。これが彼のペースだ。

5回裏、一転して速球が決まり出して2人を打ち取るも、トラウトにその2シームを左翼奥に運ばれる。良い打者だ。しかし、カヤスポを1球で打ち取る。少し球速を抑えた2シームが決まり出した。5回で72球。良いペース。

6回、相手のCJは100球を超えた。走者は出るが点が取れない。

6回裏、味方は点を取ってくれないが、ダルは平然とマウンドへ。プホルズは速球勝負で3球目を高く上がる一塁フライ、しかしナポリはこれを取れず、プホルズは二塁へ。アウトにしか見えなかったがセーフ。モラレスは三振に打ち取るもプホルズは三盗。彼は意外に走るのだ。何と、ここで名手ベルトレが、トランボの3ゴロを本塁に投げようとしてエラー。一塁も生きる。エラーは今日3つ目、ここ4試合で9個。ハンターは三振するが、トレアルバが球をそらし、トランボは二塁へ。内野陣がおかしい。この回は、アウトはすべて三振。TEXの野手陣は、冷や汗をかいていることだろう。しかし、プホルズはスモールボールもできるのだ。

7回、LAAの投手はウォルデンに交替。拙攻のTEXだが満塁から犠飛で同点。投手交代が多く、間合いが開く。肩が冷えないか。

7回裏、何と今度はアイバーのバントをダルビッシュがファンブル!(記録は内野安打)。ボビー・ウィルソンはバント失敗三振。アイバーは盗塁。詰将棋のような野球だ。

トラウトは速球を打って遊ゴロ、打球はアイバーに当たった。本来ならこの時点でトラウトに安打がついてアイバーはアウトになるはずが、審判は走者に当たったことを認めず。1死1,3塁。カヤスポの時にトラウトが盗塁。そしてここで文句のない安打が出る。

ダルは気を取り直すことが出来るか。マダックスコーチがマウンドに。プホルズ。ある意味、MLBに来て一番の見せ場だ。3-2から歩かせる。プホルズは手を叩いて1塁へ。

ここでワシントン監督が飛び出す。

背中がダルの今の気持ちを表している。肩から上が固まったように動かない。彼はバックスを責めているのではなく、その逆境を克服できなかった自分に腹を立てているのだろう。

ダルが残した3人の走者を背負って、上原が上がる。

上原は右飛を打たせる。タッチアップでトラウトが本塁で刺されたように見えたが、審判マクレランドはセーフ。トレアルバは飛び上がって抗議するが退場。VTRでは明らかにアウトだ。ワシントン監督もやんわりと抗議。NPBなら暴力沙汰だ。
何と書くべきことが多いことか。トレアルバがいなくなったので、ナポリがマスクをかぶる。

上原は続くトランボに実に13球も粘られるが右飛。

今日は野球の勉強がいろいろできた。打球が走者に当たったらアウト、タッチアップしても送球の方が早かったらアウト、でも、それを判定するのは選手ではなく審判だ。審判がアウトと言わない限り、チェンジにはならない。名審判の名をほしいままにしているティム・マクレランドの前には、どんな剛速球投手も、大打者も平伏すしかない。それが野球だ。

9回、LAAは売出し中のフリエリが8回に続いてマウンドに。満塁までいったがハミルトンが三振し、ダルビッシュに黒星。7勝3敗。TEXは4連敗。TEXvsLAAはこれからももつれる戦いになりそうだ。


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