わかさスタジアム京都(旧称西京極球場)といえば、関西六大学のメッカであり、かつては阪急の準フランチャイズ。今は阪神やオリックスがたまに試合をする。私はこの球場で、新人の石毛宏典が、阪急の左腕松本幸行から本塁打を打ったのを見た覚えがある。昭和のプロ野球の香りが濃い球場だ。
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阪急電車からすでにナイターの照明が見える。これは期待感を高ぶらせる。同じ競技場内で京都パープルサンガの試合が行われるときは、駅から直通の通路が開けられるのだが、この日は改札を出て、遠回りしないといけない。
チケットは一般1500円。他の独立リーグより高い。会員になると1000円。私は入場料が高いのは決して悪いことではないと思う。ちゃんとした入場料を取ることで、選手や主催者にも、お客にもそれなりの心構えができると思うからだ。
19:00のプレイボール。ずいぶん遅いように思うが、女子野球は7回制で試合のテンポが速いため、21時には大抵終わっている。
今日(6/2)は、女子野球の景浦将こと(私が勝手に言っているのだが)大阪の小西美加が先発。相手の兵庫は新人の大田秀奈美。

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電光掲示板には名字なし、名前だけが並ぶ。キャバクラみたいと言ったが、そういうことだけでなく、誰が誰やら全く分からん。

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例えば阪神のオーダーを1番恵一、二番大和(これは変わらず)、三番敬、四番知憲とやったらお客さん、困ると思う。今、女子野球はGPB45と名乗っているが、ご本家AKB48もフルネームでしょう。

小西美加は、ゆったりとした大きなフォーム。私は数年前、この選手にうちの娘の投球を見てもらったことがある。親ばかだ。「ふつうに速いやん」と言ってもらったが、彼女の体の一つ一つのパーツのすごいこと。そして動作が機敏なことに驚いたことがある。男女の別を超えて、彼女は一流の野球選手だった。

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相手の先頭打者は、いきなりバントの構え。それほど速い球を投げていないので、あれ、と思った。小西がそれだけ恐れられているということだが、それだけではなかった。大阪の捕手、碇美穂子が弱肩で、とにかく塁に出さえすれば得点圏にはほとんど無条件で行ける。碇はキャプテンであり、信頼できる選手だが、この穴は大きい。

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しかし兵庫は三者凡退。その裏の大阪の攻撃。小西は今季ここまで打率1割台と当たっていなかったが、この日は体を開いて左前に安打。打球が速い。格の違いを感じる。

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3回、兵庫は二死から遊失と四球で走者をため、2番堀越美紀の二塁打で2点先制。小西は初被安打だった。男子に比べて肩の弱さを感じた。

守備は非常に堅実。走塁は積極的。いわゆるスモールベースボールだ。
時折、阪急電車が球場の外野の外を通過するザーっという音がする。これはなかなか雰囲気が良い。

兵庫の大田秀奈美は、伸びのある球を投げる。コントロールも良い。3回から4回にかけて、5者連続三振。すかさず場内アナウンスが「リーグ記録」。プレーの解説や細かなデータなど、行きとどいたインフォメーションだ。

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大阪は、6回、小西美加が遊失で出塁し、これを5番小西つどいが二塁打で返して1点を奪ったが、これまで。2-1で兵庫が勝った。

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小西も大田も完投。大田は初完投勝利だ。

「ふつうに面白い」試合だった。例によって応援団が太鼓を鳴らしていた。また関係者らしい人がやたら多いのも独立リーグの特徴。観客数は700人前後か。

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興行としては四国やBCよりも優れているかもしれない。しかしながら、それでも観客数はじり貧。このリーグを発展させるには、放送局や大手企業などのバックアップが必要だろうと思った。



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