MLB30球団のレビューの最後に、ナショナルリーグの投打の戦力バランスの遷移を見ていきたい。
おなじみのマトリックス。縦軸は各球団のRC27つまり、総合的な得点力。横軸はERA,防御率。→の根元が2010年、先端が2011年。地区ごとに色分けをした。
ずいぶん上の方が空いていると思われたかもしれないが、あえてスペースを空けたのは、アリーグとの投打バランスの違いを表したかったからだ。2011年のボストン・レッドソックス=BOSと、テキサス・レンジャーズ=TEXは、こんなにRC27が高い。アリーグはナリーグよりもはるかに打高投低なのだ。
ナリーグでは、多くの球団が打撃力をダウンさせている。全体としても打撃力が下落し、投手力が勝利の決め手となっている。
このトレンドを象徴するのが、ミルウォーキー・ブリュワーズ=MILと、アリゾナ・ダイヤモンドバックス=ARI。ともに荒っぽい打線が売り物のチームだったが、打撃力は多少下落したものの投手力を整備させたことでポストシーズンに進出した。
常勝チームのフィラデルフィア・フィリーズ=PHIは、打撃力はかなり下落したがクリフ・リーの加入で投手力がさらに向上した。反対にセントルイス・カーディナルス=STLは、投手力がやや下落したが打線が少し向上し、ポストシーズンにとどまった。
アトランタ・ブレーブス=ATL、サンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、投手力は高いレベルだったが、打線が小型化してポストシーズンに踏みとどまれなかった。
こうしてみていくと、来シーズン、ポストシーズンのゾーンに進出が期待できるチームも見えてくる。
筆頭はお家騒動が納まりつつあるロサンゼルス・ドジャース=LAD。投打ともに傑出した存在が出てきた。続いて、若手投手陣が本格始動しそうなワシントン・ナショナルズ=WAS。
昨年は戦力格差が広がったが、今年は縮まった。多くのチームにチャンスがあるだろう。ここ数年見てきた感じでは、投高に振れた翌年は再び打高に戻す傾向がある。ポストシーズン入りを示す点線は、来年はもう少し上の方に移動するのではないだろうか。
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ずいぶん上の方が空いていると思われたかもしれないが、あえてスペースを空けたのは、アリーグとの投打バランスの違いを表したかったからだ。2011年のボストン・レッドソックス=BOSと、テキサス・レンジャーズ=TEXは、こんなにRC27が高い。アリーグはナリーグよりもはるかに打高投低なのだ。
ナリーグでは、多くの球団が打撃力をダウンさせている。全体としても打撃力が下落し、投手力が勝利の決め手となっている。
このトレンドを象徴するのが、ミルウォーキー・ブリュワーズ=MILと、アリゾナ・ダイヤモンドバックス=ARI。ともに荒っぽい打線が売り物のチームだったが、打撃力は多少下落したものの投手力を整備させたことでポストシーズンに進出した。
常勝チームのフィラデルフィア・フィリーズ=PHIは、打撃力はかなり下落したがクリフ・リーの加入で投手力がさらに向上した。反対にセントルイス・カーディナルス=STLは、投手力がやや下落したが打線が少し向上し、ポストシーズンにとどまった。
アトランタ・ブレーブス=ATL、サンフランシスコ・ジャイアンツ=SFは、投手力は高いレベルだったが、打線が小型化してポストシーズンに踏みとどまれなかった。
こうしてみていくと、来シーズン、ポストシーズンのゾーンに進出が期待できるチームも見えてくる。
筆頭はお家騒動が納まりつつあるロサンゼルス・ドジャース=LAD。投打ともに傑出した存在が出てきた。続いて、若手投手陣が本格始動しそうなワシントン・ナショナルズ=WAS。
昨年は戦力格差が広がったが、今年は縮まった。多くのチームにチャンスがあるだろう。ここ数年見てきた感じでは、投高に振れた翌年は再び打高に戻す傾向がある。ポストシーズン入りを示す点線は、来年はもう少し上の方に移動するのではないだろうか。
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