昨日、シアトル・マリナーズ=SEAは、サンディエゴ・パドレス=SDに負けたが、イチローは3安打猛打賞。6月はこれで3度目。イチローの成績は上向きのように見えるが、そうは言い切れない。イチローの打撃が変質しているのだ。
ichiro-katame




MLBデビュー以来のイチローの月間打率と、安打数別試合数。
2001年、2004年などを見ると、あのころのイチローは凄まじかったのだなあと思う。
2004年=31歳をピークとして、少しずつ下降線を描いてきたともいえよう。
それでも月間打率は、ほとんどの月で3割をマークしてきたが、昨年5月以降、フルの月間では3割に届いていない。

2011年の数字を見てみると、3安打以上の試合が2010年より6試合減っている。固め打ちが減っていたのだ。
しかし、今年は固め打ちは盛り返しているが、2安打、1安打の試合が減っている。

ほぼ11年間、毎日試合を見てきて、イチローの持ち味は固め打ちではなく「毎日打つ」ことにあると思ってきた。2001年に当時のSEA監督のルー・ピネラが、「やつは毎日マルチを打つんだから」といっていたが、2試合で3安打は打ってきた。これが200本安打の秘訣ではなかったかと思うのだ。

1安打、2安打の試合が減っていることは、あまり目立たない。しかし、じわじわとボディが痩せてきている印象がある。

200安打の呪縛はもうないから、イチローは記録のラインにこだわる必要はない。それだけに、中身の充実が求められるところだ。
6月は久々に月間3割に載せてほしいと思う。

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