クリーブランド・インディアンス=CLEは、中地区でシカゴ・ホワイトソックス=CWSと首位争いをしている。好調の原因は主に投手力だが、打線も粘りがある。黒田はこの打線に辛抱強く対峙し、好投した。
hiroki-Kuroda20120626




この日は、シンカーは球速はなかったが良く切れていた。またスプリッター(フォーク)の変化が良かった。ほとんどワンバウンドせず、ストライクゾーンよりやや低めに決まっていた。1回を無難におさえると、ニューヨーク・ヤンキース=NYYの打線が1回から火を噴き2点先取。2回、3回も2点を取り、黒田は余裕のある投球となった。

3回、ハナハンが10球を粘るなど、コントロールの良い黒田に球数を投げさせようとCLE打線はくらいついてくるが、黒田もスタミナがある。4回にはいきなり2人を歩かせたが、丁寧に後続の3人を打ち取った。

ピンチらしいピンチはそれくらいで、8回を迎えた。チゼンホール、秋に連打を喰らったところで降板。後続のラパダが打たれたために自責点1がついた。

夏に向けて、黒田は調子を上げている。コントロールが良く、どんどん三振を投げている。自信も取り戻しているのだろう。

しかしNYYは、頼もしい。黒田は昨年のチームとの差をしみじみと感じているだろう。

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