調子は悪くなかったのだろう。速球は150km/hに達していた。ボルチモア・オリオールズ=BALは、3番にスイスアーミーナイフことユーティリティのベテミットが座る不思議な打線だが、7月になってジム・トーミが入ったことで厚みが増している。
hisashi-Iwakuma20120702




岩隈は、投球のテンポが良い投手だ。その持ち味は1回から出ていた。速球を思い切って投げ込み、フォーク、スライダーでカウントを整える。配球も素晴らしかった。特に先頭のアンディーノに見せたスライダーが、続く打者の記憶に残ったのは大きかった。

2回も無失点ではあったが、日本人投手によくみられる、突如ストライクが入らなくなる現象が起きた。これが起きると次打者に安打を打たれる可能性が極めて高くなる。

3回はフォークがさえていた。BAL打線は狙い球が絞れない感じ。速球を見せ球にする良い投球だった。
しかし4回、老練なトーミは、岩隈が前回投げた速球を覚えていて、うまく引っ張って右前へ。ここでまたストライクが入らなくなり、走者2人を置いてデービスに一発を浴びた。

5回を投げて71球。

先発テストには合格したとは思うが、松坂やダルビッシュにもみられる「突然崩れる病」が見られたのは問題だった。
次回は落ち着いて勝負してほしい。

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