NPBとMLBは、同じ野球というゲームをしてはいるが、投手と打者の力関係はずいぶん違う。これをマトリックスで見てみることにする。
縦軸にRC27、つまり打撃の総合的な生産性の指数を置く。横軸にDIPS、これは失点にかかわらない投手の実力の指数。どちらも得失点に直接かかわらない投打の指標。
ここに、MLB、主要なマイナーリーグ、NPB、海外リーグの平均的な数字を置く。記録は昨日まで。

NPB-MLB20120707




アメリカンリーグ、ナショナルリーグでは、アリーグが少しだけ打高投低、これはかなり以前からの傾向だ。指名打者があることも影響しているだろう。またア東地区にニューヨーク・ヤンキース=NYY、ボストン・レッドソックス=BOS、西地区にテキサス・レンジャーズ=TEXという強打のチームがあることも大きい。

マイナーリーグも、ほぼMLBと同じエリアにあるが、AAAメキシカンリーグだけが極端な打高投低。実際にはMLBとはほとん連携していないリーグで、30代半ばのおっさんがぶんぶん振り回している。このリーグで赫々たる数字を引っ提げて日本にやってきた選手が、からっきし通用しないということが良くある。

さて、NPB。極端な投高打低。MLBとは次元の違う野球をしている。参考までに2010年の数字を入れる。2年前はむしろ、MLBよりも打高投低だったのだ。

ここ2年の激変を実感する。

MLB関係者は、NPBの選手を物色するときにこの数字の落差をどう解釈するか、苦しんでいることだろう。
しかし、一面で今の数字こそがNPBの野球の本質を表している可能性もある。NPBは打撃力をつける必要があるともいえよう。

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