稲葉篤紀、宮本慎也、小久保裕紀が達成した2000本安打だが、どうやら今シーズン中にもう2~3人、2000本安打に到達する選手が出そうな勢いである。あと66本に迫った中日の谷繁元信、79本に迫ったDeNAの中村紀洋、そして同僚のアレックスラミレスもあと82本で2000本に迫ろうとしている。
1シーズンに5人の2000本安打が出れば、藤田平(5/3)、衣笠祥雄(8/9)、福本豊(9/1)、山崎裕之(9/18)が到達した1983年の4人を抜く。長く続いた打撃優位と、選手寿命の長期化によるところが大きいが、多くの選手が2000本安打を目標にし出したことも大きいだろう。
シーズン前の印象でいえば、谷繁はともかく、中村は難しいのではないかと思われた。
キャリアSTATS

norihiro-Nakamura20120713




昨年の成績は見るからに衰えていたし、出場機会も減っていた。しかし今年、球団が身売りされ、中畑清監督になったことで中村に運が巡ってきた。乏しい戦力の中で、中畑監督はベテランに主軸を任せたのだ。
間もなく39歳になる中村は、73試合にフル出場。37歳のラミレスも71試合に出場している。

しかし、中畑監督の期待に応えている中村も偉いと思う。月別で見れば3,4月に.238、5月.329、6月.278、そして7月は.333。昨日現在、打率は4位につけている。そろそろベテランには厳しい季節を迎えているが、中村はますます元気だ。

2005年のMLB挑戦は中村にとっては思い出したくもない出来事だったかもしれない。帰国後も低迷を続け、もう中村紀はおしまいだと思われながらも何度も立ち直ってきた。

うがった見方をすれば、優勝争いとは関係がない“独自の戦い”を続けているDeNAだからこそ許される選手起用だともいえよう。しかし、動機は何であれ、チャンスをモノにしようとしている姿勢は素晴らしい。

昨日はエラーを取り戻すべく最終回に起死回生の同点打を打っている。ダイナミックな三塁守備も健在だ。こうしてみると、スタン・ミュージアルを右打ちにしたみたいな打撃フォームも美しい。

イチローと同学年で同期、そして今は打率もイチローより上。中村紀を見ていると、イチローもまだまだ老け込む年齢ではないと思えてくる。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓