コメントをいただいた方から、今年の高校野球予選で、不思議な試合があったと教えていただいた。高校野球選手権神奈川大会藤沢ブロックの1回戦。神奈川新聞スタジアム。7/12の試合である。
オピニオンとは

buso-fujisawa20120716





以下、スポニチの記事

 2―2の9回1死満塁。武相のエース・板野が、日大藤沢の1番打者・伊藤修を内野フライに打ち取る。遊撃手が捕球する前に、インフィールドフライが宣告された。2死となり、ナインはタイムを要求して、マウンドに集まった。
 ところが…。タイムは認められておらず、三塁走者の斉藤が本塁を駆け抜けた。何が起こったのか分からないまま、試合は終わった。和田球審は場内アナウンスで「タイムはかかっていない」と説明。抗議権のない板野が叫びながら、球審に詰め寄ろうとしたが、ナインに必死に制された。日大藤沢の伊藤修主将は「武相のためにも必ず甲子園に行く」と語ったが、何とも後味の悪いサヨナラ決着だった。


記録はホームスチール。武相高校は、パンチ佐藤や堂上隼人などのプロ選手を輩出する強豪校。甲子園に4度出場している。
甲子園の予選、1回戦敗退は52年ぶりのことだった。

負けた武相のナインは涙が止まらなかったが、桑元孝雄監督は「結果的にはわれわれのミス。向こうの選手は目を離さず、隙を狙っていた。勝利への執念の差」と言った。

あなたは、この試合、どう考えるか?

広尾晃

ルール上、何の問題もない。タイムは審判が明確に認めてはじめて有効となる。板野投手はピンチを逃れることに夢中で、審判へのアピールが十分ではなかったのだろう。
三塁走者の斎藤は、注意深くそれを見ていて、奇襲を成功させたのだ。

武相にとっては歴史的な敗戦ではあるが、日大藤沢の監督は中日山本昌の弟であり、山本昌、嶋田信敏などプロを輩出している。春夏合わせて4度甲子園に出場の強豪だ。この椿事がなくても初戦敗退した可能性は大いにあった。板野投手はあまり気にしないことだろう。

ただ、高校野球の勝利至上主義はここまできたか、という感はある。負ければ終わりのトーナメントだから、何だってする。野球をする楽しさはないだろうな、とは思う。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!