ペナントレースに興味がないとポロっと洩らしたところ、予想外の反響をいただいた。特に深い意味はないのだが、ペナントレースは戦力が強大なチーム=年俸総額が高いチームが勝つことが多いので、あまり面白くないというニュアンスだ。ひいきチームがいないこともあって、特にNPBのペナントレースには熱が入らない。
もちろん、例外はあるが。それは、大抵、金をかけたのに勝てないというパターンで、逆のケースは少ないように思う。
ためしに、昨日までのNPBの順位表に年俸総額を入れてみよう。年俸総額はシーズン前のものだから、多少は変動している。
まず、セリーグ。

どこぞのスポーツ新聞は、今年の巨人は優勝できないとのたまったが、前半戦終了時点で5ゲーム差でトップ。7月に入ってからも10勝3敗と言う快進撃だ。
続いて中日、7月に11勝2敗と躍進した広島が5割に乗り、阪神、DeNAの順。年俸総額の順で考えれば、阪神以外はほぼ順当。広島のコストパフォーマンスの良さが目立つ。
阪神は年俸でトップに立ちながらなぜ低迷しているのか。それは、全く補強をせず、ベテラン選手の年俸が高止まりしているからだ。球界でもトップクラスの年俸の藤川球児、金本智憲らが、年俸に見合う働きをしていない。ここでも球団のマネジメントのまずさが際立っていることが分かる。現時点での1勝あたりのコストは、広島の3倍に近い。
続いてパリーグ

オリックスを除く5球団が5ゲーム差以内にひしめいている。ソフトバンクと言う強豪チームが大幅戦力ダウンとなったことで、混戦になっているのだ。年俸総額の差もセほどは大きくない。1勝あたりのコストパフォーマンスも大差はない。
ただ、年俸総額の高いチームが上位に来ると言う原則で言うならば、ソフトバンクは上位に来る可能性は高いだろう。阪神と違い、若手の登用やトレードなど、現場、フロントはよく働いている。地力を発揮するのではないかと思う。
もうひとつ、私がペナントレースに身が入らないのは、ポストシーズンに優勝チームだけでなく3位までのチームが進出することもある。
そのことは他日に譲るが、年俸総額とペナントレースにはほぼ相関関係があることは、今年の前半戦を見ても言えるのではないか。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!
↓
ためしに、昨日までのNPBの順位表に年俸総額を入れてみよう。年俸総額はシーズン前のものだから、多少は変動している。
まず、セリーグ。

どこぞのスポーツ新聞は、今年の巨人は優勝できないとのたまったが、前半戦終了時点で5ゲーム差でトップ。7月に入ってからも10勝3敗と言う快進撃だ。
続いて中日、7月に11勝2敗と躍進した広島が5割に乗り、阪神、DeNAの順。年俸総額の順で考えれば、阪神以外はほぼ順当。広島のコストパフォーマンスの良さが目立つ。
阪神は年俸でトップに立ちながらなぜ低迷しているのか。それは、全く補強をせず、ベテラン選手の年俸が高止まりしているからだ。球界でもトップクラスの年俸の藤川球児、金本智憲らが、年俸に見合う働きをしていない。ここでも球団のマネジメントのまずさが際立っていることが分かる。現時点での1勝あたりのコストは、広島の3倍に近い。
続いてパリーグ

オリックスを除く5球団が5ゲーム差以内にひしめいている。ソフトバンクと言う強豪チームが大幅戦力ダウンとなったことで、混戦になっているのだ。年俸総額の差もセほどは大きくない。1勝あたりのコストパフォーマンスも大差はない。
ただ、年俸総額の高いチームが上位に来ると言う原則で言うならば、ソフトバンクは上位に来る可能性は高いだろう。阪神と違い、若手の登用やトレードなど、現場、フロントはよく働いている。地力を発揮するのではないかと思う。
もうひとつ、私がペナントレースに身が入らないのは、ポストシーズンに優勝チームだけでなく3位までのチームが進出することもある。
そのことは他日に譲るが、年俸総額とペナントレースにはほぼ相関関係があることは、今年の前半戦を見ても言えるのではないか。
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コメント
コメント一覧
タイガース、補強してないんじゃないのです。ただ、川崎とか、加藤とか、他所でお払い箱になった選手を引っ張ってきているだけなのです。
それと、ベテラン選手の年俸が上がっているわけではありません。
城島の如く全く働いていない選手に大量に投じただけで。
金本の2億2000万円も成績に比して常識外れな額ですが、これも限度いっぱいの下げ比率です。下げたくても下げられないのです。
ポストシーズンゲームに関しては稿を改めます。
ほとんどの球技・モータースポーツで同様ですからね
それを必要以上に気にしてたらプロスポーツは楽しめないんじゃないでしょうかね
ポストシーズンに関しては全く同感です
意見が割れそうなテーマなので、オピニオンで扱っても面白いのではと考えます
本稿を読んでの私の感想は、こんな感じです。
・中長期(3~5年間)で比べれば、年俸総額と勝利との相関がよりはっきりするのではないか? (ただ、年俸が高いから勝てたのか、勝ち続けたから年俸が高くなったのか、は迷う。鶏が先か卵が先か。)
・年俸総額/勝利数を安く済ませるには、実績のない若手選手を抜擢すればよい? (しかし、その若手がレギュラーとなり翌年以降も安定した成績を残して行くと、年俸が上がってしまう。)(それ以前に、1軍の戦力になりうる若手を見抜くことが何より難しい。)
・年俸総額/勝利数を安く済ませるには、隔年エースが望ましい? (1年おきに活躍しても年俸はそう上がらない。2人の隔年エースを1年おきに組み合わせられれば理論上はベスト。ただし、毎年開幕時の勝ち星計算は難問だろう。)
・年俸総額/勝利数の敵は、長期契約? (該当するベテラン選手が長期契約期間内に衰退期に入ってしまったときのリスクが重い。多少高くとも1年ごとの契約で都度査定を入れるべきだろう、球団の都合だけを考えるとすれば。)
だから広島と横浜は万年Bクラスだったのか!
こんな年俸総額みたらポテンシャルの高いアマは
極端に年俸総額低い球団はドラフトの前に拒否をする罠。
そしてFA取得したら優勝したいし、
それに見合った年棒も欲しいから出て行く。
こりゃーヤバイぜ!
日本球界ほど、年俸格差は無いとは思いますが。
書き込むのは初めてですが、MLBをだらだら愛す時代から読ませていただいております。
私は年俸の問題よりも、セ・リーグの場合は広島と横浜が弱すぎることが問題だと思います。広島はともかく、横浜は『弱いので年俸が下がる』部分が大きいと思います。
以下、交流戦の記録です。
率 勝 負
福岡 0.606 126 *82
千葉 0.552 112 *91
ハム 0.550 115 *94
読売 0.534 111 *97
中日 0.526 110 *99
阪神 0.507 105 102
東京 0.502 107 106
西武 0.500 106 106
楽天 0.439 *93 119
広島 0.413 *85 121
横浜 0.390 *82 128
毎回パ・リーグが優位に見えるのは、横浜と広島が弱すぎるからです。セ・リーグの他4球団は、リーグに広島と横浜がいるので、いわばペナントを通じて交流戦のパ・リーグ状態。そして、年俸を押さえる理念があるっぽい広島。負けるので結果的に年俸が抑えられる横浜。この2球団のお陰でセ・リーグはより一層年俸と勝率の相関が強くなります。
日ハムなどは、お金を掛けて強くなったと言うよりも、強くなったので年俸が上がった感のある球団なので、セの2球団も負けないで欲しいです。
この問題は明日以降も考えます。
Excelをおもちなら,横軸に勝率,縦軸に年俸総額をとって散布図を描き,右クリックで近似曲線を追加すれば分かると思います.
パリーグは右下がりの線になります.年俸総額の低いチームほど成績が良いということになります.
事実,年俸総額最下位のロッテが首位,年俸総額首位のソフトバンクが5位と低迷しているのですから.
そもそも相関があるか議論するには,今年の前半戦のデータだけでは絶対量が足りません.
その上で,因果関係まで議論するにはkabuさんが指摘しているように,勝ち続けたから年俸が高くなった可能性を検討する必要があります.
セリーグについて言えば,近年優勝争いをするチームが固定化されているために年俸総額と勝率の間に相関ができているように思います.
今年のはシーズンが終わってから出せばいいだろう!
まだ半分近く残ってるんだしさ。
FA元年、逆指名ドラフト当たりの年から去年までのグラフを出してみた方が判り易いぜぇ!
北海道民からすると今年のJリーグのコンサドーレなんかは絶望以外の何者でもないのですが、プロ野球よりも「やっぱり金だよなぁ」感が大きいです。
他にも女子サッカーとかバレーとかバスケもそんな印象を受けます。
>anonさん
Jリーグでいえば、今はサンフレッチェ広島やベガルタ仙台といった、(金銭的には)中堅チームが首位争いをして、貧乏チームの代表格サガン鳥栖が上位を食いまくっているので、そこまでのイメージは無いですね。
(金満チームでも、去年は浦和レッズが、今年はガンバ大阪が大苦戦してますし)
平均的には、確かにお金がある方が強いとは思いますが。
札幌は……まあ、今年はちょっと怪我人が多かったということで……
記事読ませて頂きました。
「前年まで強いチームが年俸高い」と考えればあまりにも陳腐な記事ですね。
私はファイターズファンですが、
「年俸の安い選手=新たな魅力のある選手」を発掘している
楽天や広島をクローズアップする記事なら面白かったのに。
もうちょい勉強しい~や~。
さして珍しい企画でもないし、だからどうという事ではないですが。
一応URL張っときます。
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20120710/bbl1207101124000-n1.htm
静観を決めこんでいましたが、盛り上がっていますね。
Jリーグの話をされている方もいますが、こちらも年俸格差はせいぜい数倍程度であり、サッカーが比較的番狂わせの多いスポーツだということを考えると、中堅チームが上位にくる可能性も十分あるんです。
イギリスのサイトですが、こちらに色々なスポーツチームの平均年俸の一覧があります↓。NPBについてもドル換算で書かれています。今年のデータではなく、昨年のデータだと思われますが。
http://www.sportingintelligence.com/2012/05/01/revealed-the-worlds-best-paid-teams-man-city-close-in-on-barca-and-real-madrid-010501/
アメリカ型のクローズドリーグの場合、どのスポーツでもリーグ間の平均年俸の差はせいぜい2~3倍程度の差であり、やり方によっては十分戦えるように思います。無論、勝てる可能性としては高年俸のチームが有利になりますが。
絶望的なのは、スペイン・リーガ・エスパニョーラですね。ここは2強とそれ以外のチーム年俸格差があまりに大きく、最大で20倍以上です。
いくらオープンリーグであっても、これだけ差があればやはり興味が失せるというもの。オトラ・リーガ(もう1つのリーグ:2強以外の18チームによるリーグ)という言葉が生まれるわけです。
しかしパリーグは全く当てはまって無い、無理くりの結論。
他の方もおっしゃってますが、そもそも年俸総額の高いチームには二通りあると思うんですよね(正確に言えばその両方を含むチームがあり三通り)。
ひとつは常勝を求められる資金力のある球団が補強で高額年俸の選手を獲得し、その結果として年俸総額が高くなる、代表的なのは巨人。
もうひとつは毎年優勝争いをするなど、成績が良い結果として年俸が高騰する、代表的なのは中日。
そして阪神は星野さんが金本を引っ張ってきた辺りから巨人的な補強を行い、そして成績もついてきて中日的に年俸が高騰する。
巨人にしても成績を残せば年俸総額は上げざるを得ないですし・・・
年俸総額が高いチームが強いと言うよりも、 良い成績を残した結果、チームの年俸が高くなったという方が大きいのでは無いでしょうか。
そして年俸が高騰する一方で、下げるのは簡単には出来ないのが問題でしょう。特に阪神なんて高齢化球団って感じですし・・・出来高制部分を多くしたらいいと思うんですけどね。
広尾さんの提示されるデータや、kabuさんのおっしゃる中長期的観測の有用性、選手起用法など頷ける部分は多数ありますが、視点の中で「興行」を要素にいれないのはやはり片手落ちかと思います。
プロ野球は、少なくともNPBはシーズン通しての勝率を見た場合、良くて7割台前半、悪くても3割前後、5割台での優勝も珍しくはありません。つまり10試合中6回勝てれば首位争いは確定なのです。逆の見方をすれば、弱いチームのファンであっても10試合観戦すれば3〜4回の勝試合を観ることが期待できるワケです。
興行の視点からいえば、綱引き状態の勝ちを拾うことに資金を注力するだけでなく、いかに良いパフォーマンスを見せることができるか、にも力を注ぐはずです。
成績がついてきている旬の選手が高額になるのは当然のこと、成績と昔の名前とのバランスが著しく悪い選手であっても、その存在感に興行的な意味を見出されているのならリソースが注入されてもおかしくないのです。
と、ここまで書いたところで、ナニヲ当タリ前ノコトヲイッテオルノダ、と自分が情けなくなってきました。どうも、昭和50年代後半〜平成初頭におけるプロレス談義での「ストーリー」か「セメント」か、みたいな話に帰結しそうで困ったものです(笑)