不振をかこつ松井秀喜。報道の中には、マイナー落ちかと書いていたものもあったが、それはあり得ないのだ。即戦力を期待して獲得された選手だから、戦力にならない場合はクビ(40人ロースター落ち)以外の選択肢はないのだ。
アリーグ東地区で50勝47敗、首位ニューヨーク・ヤンキース=NYYから8ゲーム差の3位だが、ワイルドカード争いでは、首位オークランド・アスレチックス=OAKから2.5差の6位にいる。

何としてもこの混戦を切り抜けて、ポストシーズンに進出しなければならない。そのための最大のネックは、リーグ12位(AVG.232、OPS.687)の打撃のテコ入れだったのだ。

松井秀喜の戦績

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何も言うことはない。7月1日に2安打したのを最後に9試合ヒットなし。最近は凡退すると露骨なブーイングが出ていた。

MLB復帰戦と3戦目に本塁打が出てからは、長打も二塁打1本だけ。

マツドン監督は、松井にできる限りのチャンスを与えてくれた。

力の衰えは、はっきりしていると言ってよいだろう。

タンパベイ・レイズ=TBは、4番のエヴァン・ロンゴリアの復帰のめどが立たない。またDHルーク・スコットが15日間のDL入り。
内野にブルックス・コンラッドを入れたが、このたび、昨年19本塁打のライアン・ロバーツをアリゾナ・ダイアモンドバックスから獲得。
ロースター枠を開けるために、松井秀喜を戦力外にしたわけだ。

メジャー契約とマイナー契約の差こそあれ、イチローも同じ境遇にいることを、我々は理解しておくべきだ。

松井秀喜は、進退を語るべき時が来た。今年は日本人MLB選手にとって大きなターニングポイントの年になった。
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