感動的なサヨナラから1週間、イチローは安打を打ち続けている。しかし、毎日1安打の7安打。この状態をどう見ればよいのだろうか。
シアトル・マリナーズ時代最後の3連戦からの戦績。

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打率はここ5試合.261のまま。まるでこの数字にこだわりがあるかのようだ。今日はMLB通算100号になる本塁打が出たが、長打は他に2塁打が1本。

そして三振も四球も1つもない。相変わらずの早打ちで、出塁率は低い。

昨日は3度の好機に凡退し、内野安打1本だけ。

盗塁3、盗塁死1は、こと走塁に関してはモチベーションが上がっているということか。

ここ1週間のイチローを見ていて気になったのは、イチローの打球が飛ぶ位置に野手があらかじめ居る率が非常に高いということ。良い当たりが正面をつくことが多いのだ。イチローの打撃は十分に研究され尽くされていることがわかる。近年の不振の原因と断定することはできないだろうが、イチローにしてみれば、今までと同じことをしていては安打はうてない状況になりつつあるのだろう。



ジラルディ監督にしてみれば、安打が出ている間は替える理由がない。しかしチームへの貢献度はそれほど高いとも言えない。

次の試合で1本出れば、今季最長タイの8試合連続だが、喜ぶべき数字ではない。

この細いストリークが、どんな形で終わるかが重要だ、無安打になって終わるのか、それとも固め打ちの大あたりでブレイクするのか。
後者だと思いたいのだが。

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