昨日の岩隈は何と13奪三振。ダルビッシュは4度11奪三振を記録しているが、それを上回る記録だ。まさに快投。

1回、いきなりラジャイ・デービスに左翼に一発を喰らったが、岩隈の攻めの姿勢は全く変わらなかった。
とにかくストライク先行、何でもない速球に各打者は振り遅れたり、打ち損なったりした。タイミングを微妙に外しながら投げていたのだ。
速球と、同じ振りから微妙にシュート回転する球(MLBではシンカーと呼ぶ)の区別が打者にはつかない。150km/hいくかどうかの球だが、各打者はポイントが絞れなかった。
速球が生きてくれば、スライダーも使えるようになる。ポイントではスプリッターも効果的だった。岩隈の球種はこの3つにカーブがあるだけ。しかし、それで十分に通用するのだ。
109球を投げたが、球威は全く衰えず。2009年WBCでキューバ選手が「あの投手の顔も見たくない」と言った投球が完全によみがえった。
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コメント
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これは、今後が楽しみでありますね
続けることが大事
あまり日本のメディアで取り上げられる機会が少ないのですが、
ヤンキースを激しく追撃するオリオールズの、臨時エース格、
そして唯一のローテフル回転のチェンについての分析も、いつか
こちらで読んでみたいなと思いました。セイバー系の分析サイトでは
春先の好投は長続きしないといった記事がいくつかあったのですが
一方でその速球の威力を高く評価するものもありました。
中日時代を含めてのピッチングスタイルの
変遷も興味深いですね。先日の三振ショーでの現地の盛り上がりは
大変なもので、今後が楽しみですね。
(参考)
http://www.camdenchat.com/2012/7/29/3200949/as-1-orioles-6-that-really-was-a-hattori-hanzo-fastball?ref=fangraphs
>57さん
>ブルージェイズは日本人選手に相性悪いですから。ブルージェイズ戦は日本人選手にとってあまりあてになりません。
φ( ̄Д ̄ )ホォホォ そうなんですか~ということで、今季の日本人投手のvsブルージェイズ戦投手成績を合計してみました。
12試合(先発6、救援6)、44回1/3、被安打39、被本塁打8、奪三振48、四死球15、失点19、自責点19
防御率3.86、先発6試合で4勝1敗、QS率50.0%
黒田が3本の一発をくらって7失点という試合がありましたので、それを考慮すれば防御率ももっと改善されるでしょうし、仰るとおり今季は日本人お得意様チームといえそうですね。
とはいえ、この試合、岩隈にとっては中3.5日だった前回ヤンキース戦以上に、心身ともに難しい登板であったであろうことは想像に難くありません。
というのは、実父危篤のため一時帰国。一部報道では相当容体が思わしくなく今生の別れだったとのこと、往復約19時間のフライトも込みですからフィジカル面では難しい調整だったかと。(救援での経験が活きたらしい)。メンタル面は言わずもがな、です。
また、岩隈にとってメジャーの手痛い洗礼を浴びせられた相手です。4/28にエンカーナシオンにアウトロー完全ボール球を打たれ満塁弾。ダルのメジャー初被本塁打もこの打者でした。
ブルージェイズが日本人お得意様というファクターを考慮しても、不安要素が強かったマウンドでしたが、フタを開けてみれば、上々。全ての球種の状態が良好だったかと思いますが、中でも普段は多用しないカーブの割合が多く、投げた9球全てストライクになっていたのが、投球を楽にさせた要因かと思います。
次はヤンキースタジアムでNYY戦。皆さん口を揃えて言う次が大事なのはもちろん、1年契約で結果欲しいですから、引き続き、好投、期待したいところです。
ブルージェイズのお得意様は今期っていうかずっとですね。投手だけではなく松井もホームランよく打っている印象があります。そしてブルージェイズに日本人が入ったら活躍できないと。契約した選手はあまりいませんが。ジェイズファンは日本人大嫌いでしょう。
黒田が打たれた時はちょっとびっくりでした。その後見事にお返ししましたが。
次の岩隈のヤンキース戦は色々楽しみが多い。
>ブルージェイズのお得意様は今期っていうかずっとですね。投手だけではなく松井もホームランよく打っている印象があります。そしてブルージェイズに日本人が入ったら活躍できないと。契約した選手はあまりいませんが。ジェイズファンは日本人大嫌いでしょう。
興味深いエピソード、教えていただき、ありがとうございます。
松坂やダルは4シームのコマンドに随分苦労していますが、岩隈はあまりMLB球を苦にしないのか、この球がビシッとコーナーに決まるのがいいですね。このあたりは日本時代と変わりません。変化球は結構荒れているので、まだ改善の余地はあるかと思いますけど。
課題は一発病ですかね。イニング数のわりに11被本塁打はやや多い。
ノエシが先発を陥落したのも、まさにこの点が原因だったので。被安打率など他のスタッツはミルウッドと大差ないんですよ。
あとバウティスタのいないTORって、あまり怖くないですね。
パワーはありますが、振り回すだけの脳筋打者が多い。ダルビッシュも得意にしていましたが、岩隈にとっても与しやすい相手でした。特に3番に座ったロウリーが4三振。22歳の若武者にはやや荷が重かったか。地元カナダ出身なんで、次代のスター候補なんですけどね。