7月のセリーグ、月間MVPは、DeNAのアレックス・ラミレス。打率.414、6本塁打。
ラミレスの7月戦績。

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2試合先発を離れたが、4番左翼にどっかりと座り、21試合で29安打。17打点は貧弱な打線にあって素晴らしい数字だ。
この間チームは例によって大きく負け越し。ラミレスは孤軍奮闘していたのだ。
得点が7しかないというのは、いかに打線の生産性が低かったかということだ。ラミレスは安打と四球、死球で34回出塁したが、本塁打以外では1回しか帰ってくることができなかったのだ。DeNAの打線にほとんどつながりがなかったことを意味している。
月間成績

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ラミレスは6月14日まで四球を全く選ばなかった。これは凄い記録だが、以後も7個(1つは敬遠)しか選んでいない。だから3割近い打率があるのに出塁率は.322。数字ほどには貢献度が高くない。得点が低いのは、打線のつながりの問題だけではなく、出塁数が低いことも一因だ。

しかし、統一球の時代にあって7月の打棒は確かに大したものだ。

ラミレスのモチベーションは、恐らくチームの勝利にはない。率直に言えば、来季もNPBでプレーしたいとの思いがこの数字になっているのだろう。さらに言えば、昨日時点であと57本に迫った外国人初の2000本安打への気持ちもあろう。

外国人によくある「帳尻合わせ」「数字合わせ」に近いものだが、どんな動機であれ、数字を挙げることが出来るのは大したものだ。日本人にはこれがなかなかできない。

2000本まで残り52試合で57安打。8月はやや調子を落としているが、ラミレスはこれからもなるべく四球を選ばず、安打を荒稼ぎするだろう。

それでも、この数字は偉大だと思う。2000本を達成すれば、日本人選手以上に祝福したいと思う。

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